「老後に総崩れ」を避けるためのしっかりとした計(jì)畫が必要
現(xiàn)在の中國(guó)と同様、日本の多くの高齢者も、高まる資産価値や経済の急速な発展による恩恵を受けている。しかし、日本にも経済的に苦しい高齢者がたくさんいる。それは、過去に経済危機(jī)に面した際、株価や不動(dòng)産が大暴落し、破産して一夜のうちに一文無しになる投資家がいたことや、企業(yè)が倒産、海外移転したため、技術(shù)者が失業(yè)し、そのような人が定年になっても生活の保障が得られないというのが主な理由だ。
聖學(xué)院大學(xué)の藤田孝典客員準(zhǔn)教授は著書「下流老人」で、日本に現(xiàn)在推定600-700萬人いるとされる下流老人(生活保護(hù)基準(zhǔn)相當(dāng)で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者)の現(xiàn)狀、「下流化」が起きる社會(huì)的背景、その動(dòng)向を示している。藤田準(zhǔn)教授によると、高齢者が貧困に陥る原因には、▽本人の病気や事故により高額な醫(yī)療費(fèi)がかかる▽子どもがワーキングプアや引きこもりで親に寄りかかる▽熟年離婚などのパターンがある。そして、平均的で安定した所得のあるサラリーマン、さらにはホワイトカラーでさえも定年後に下流の生活を強(qiáng)いられ、困窮する恐れがあるという。
そのため、「下流老人」の問題は高齢者だけの問題ではなく、國(guó)民全體が関係する切実な問題なのだ。もし、その問題を重視しなければ、親と子の二世代が共倒れになる危険があるほか、高齢者に敬意を示す伝統(tǒng)的な観念、ひいては命を尊重する価値観さえもが崩れ去ってしまう可能性がある。そうなると、主流消費(fèi)グループの消費(fèi)意欲が低下することにつながり、社會(huì)?経済の発展にも悪影響が及び、少子化が加速する主な原因となってしまう。
日本では今、「自立できないのは恥ずかしいこと」という固定観念を捨て、社會(huì)保障の本當(dāng)の意味や援助を申請(qǐng)するための基本知識(shí)を正しく理解し、さらに、自分の財(cái)産計(jì)畫をしっかり立て、開放的な気持ちで積極的に社會(huì)活動(dòng)に參加し、社會(huì)活動(dòng)を通して多くの人とのつながりを作るというのが、定年後の貧しさに対処する効果的な方法であるということを理解できるよう高齢者をサポートする民間?社會(huì)組織が増えている。
人生はいつか終わるものであるものの、若くて力がある間に一生懸命働き、退職してから最後まで人並みの生活ができるよう蓄えを作っておく必要がある。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月26日
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