多くの若者にとって、「料理を作る」ことは、ご飯を食べるという目的だけではなくなっている。料理は「趣味」、「生活の味わい」であり、さらには「美」であると捉える人は増える一方で、料理をしている様子を寫した寫真は、ネットのプラットフォームで多く見られるようになった。中國新聞網が伝えた。
中國青年新聞社社會調査センターと問巻網はこのほど、2013人を対象としたアンケート調査を実施した。これによると、回答者の55.7%は「普段料理をしている」と答え、「微博(ウェイボー)や料理レシピ関連アプリなどのニューメディアのプラットフォームで新しいメニューや料理法を検索している」とした人は87.2%に上った。また、「自分が作った料理の寫真や動畫をSNS上にアップする」人は52.3%、「料理を作ることは、生活の味わいのひとつ」と認識している人は61.0%に達した。
寧波大學に通う陸路さん(仮名)は、「いつも、両親が料理するときに、家庭料理の作り方を學んでいる。珍しいメニューに出會ったときや上手にできたと思ったときには、『モーメンツ(WeChatのソーシャル機能)』にアップするときもある。周囲の友人の多くも料理の寫真をアップしている。寫真はいつも、見栄えの良いものを選び、かつ、若干加工している」と話した。
「自分が作った料理の寫真や動畫をSNS上にアップする」と答えた人は52.3%、「SNSに投稿しないが、記念に寫真を撮る」は23.6%、「SNSに投稿しないし、寫真も撮らない」は16.1%だった。また、37.1%は、「自分が作った料理の寫真や動畫を投稿するのが好きな人が周囲にたくさんいる」と答えた。「自分が作った料理の寫真を撮影するために、丹精込めて料理して、お皿への盛り付けに心を配り、寫真を加工する」とした人は56.5%に上った。
自分で料理をして、それをお皿に盛りつけて寫真を撮り、SNS上にアップするという行動をめぐり、「これは、生活の味わいのひとつである(61.0%)」、「このような行動は、自分が丹精込めた料理を作るモチベーションとなる(54.6%)」、「みんなとシェアすることで楽しみを分かち合える(54.3%)」、「あまりにも形式化しすぎていると思う(23.8%)」、「ちょっと凝り過ぎだと感じる(12.9%)」などの意見が挙がった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月27日
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