山西省太原市で8日、精密計(jì)器で厚さ0.02ミリのステンレスを測る太鋼精密帯鋼公司の従業(yè)員(撮影?韋亮)。 |
厚さわずか0.02ミリのステンレス600キロが9日、山西省太原市からドイツへ輸送された。手で引き裂くことのできるこのステンレスは、中國が獨(dú)自開発した精密ステンレスとなっている。中國新聞社が伝えた。
厚さ0.02ミリ、幅60センチのこのステンレスは「手裂き鋼」とも呼ばれている。先ごろ量産を開始し、1ヶ月當(dāng)たりの生産量は3トン前後に達(dá)する見通しだ。太鋼精密帯鋼公司を取材すると、従業(yè)員がA4紙の4分の1の厚さしかないこのステンレスを手で簡単に引き裂いてみせてくれた。
同社にとっては2017年の「ペン先鋼」に続く、これまでの輸入品と代替できる獨(dú)自開発製品。同社の黨委員會書記も務(wù)める王天翔経理によると、このステンレスは現(xiàn)在中國で最も薄いステンレスの1つ。これまでこうした製品は製造工程の制御が難しく、長年にわたって日本やドイツにその生産が獨(dú)占されてきた。
同社の廖席検査主管によると、ステンレスの精密帯鋼は通常0.05~0.5ミリの間で、0.05ミリ以下のものはステンレス箔と呼ばれる。こうした極めて薄いステンレスは主に航空宇宙、石油化學(xué)工業(yè)、自動車、電子、家電、コンピュータなどの分野で利用される。
同社は2008年の設(shè)立當(dāng)初から、最も薄いステンレスの生産を開発目標(biāo)としてきた。數(shù)々の失敗を重ねながら、2017年に0.02ミリのステンレスを開発にこぎつけ、先ごろ量産水準(zhǔn)に達(dá)した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年8月10日
このウェブサイトの著作権は人民日報(bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn