新疆ウイグル自治區(qū)カラコルム山無(wú)人區(qū)にある剋亜吉爾氷河のせき止め湖が10日朝、突然決壊し、融雪洪水(積雪が大量に解けて引き起こされる洪水)が発生した。またこの大量の洪水の影響で葉爾羌河の水位が急上昇した。新疆カシュガル地區(qū)は、沿岸住民の生命と財(cái)産の安全を全力で護(hù)るため、緊急災(zāi)害対策予備案を発動(dòng)させた。中央テレビ網(wǎng)が伝えた。
カシュガル地區(qū)葉爾羌河上流の剋亜吉爾氷河せき止め湖河口モニタリング?ステーションの10日付の水文データによると、カラコルム山區(qū)剋亜吉爾氷河せき止め湖が突然決壊し、ダム決壊型洪水が発生した。今回決壊した剋亜吉爾氷河せき止め湖は、2015年に建造されたダムで、カシュガル地區(qū)タシュクルガン?タジク自治県に位置する海抜5100メートルの無(wú)人區(qū)にある。せき止め胡がある山區(qū)では、このところ気溫の上昇が続いていたことから、氷河の融解が加速してついに決壊した。西湖3つ分に相當(dāng)する約3500萬(wàn)立方の水が全て、葉爾羌河の上流に流れ出たものとみられる。
今回の洪水の最高水位は11日午前2時(shí)に観測(cè)され、建設(shè)中の阿爾塔什水利センタープロジェクトのコファダム(囲い堰)に達(dá)した。同プロジェクト擔(dān)當(dāng)部門(mén)は、洪水防止緊急対策予備案にもとづき、完成させた高さ105メートルのダムを利用して洪水を食い止めるように試みる一方で、ダム放水口での放水量の調(diào)整を行った。
モニタリング結(jié)果によると、11日午後8時(shí)、今回の融雪洪水の最高水位は、阿爾塔什水利センターを無(wú)事に通過(guò)した。
洪水は、葉爾羌河を経てタリム河に流れ込んだ。葉爾羌河沿岸の莎車(chē)県、麥蓋提県、巴楚県の水利部門(mén)は、今回の洪水によってもたらされる影響について、注意深く監(jiān)視測(cè)定を続ける方針。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年8月14日
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