毎年、中國(guó)の內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)の砂漠に「平和の友誼の種」を植えている日本人たちがいる。
1991年に設(shè)立された日本砂漠緑化実踐協(xié)會(huì)はこれまでに、1萬(wàn)2000人以上が自費(fèi)で內(nèi)蒙古自治區(qū)に赴き、約410萬(wàn)本の植樹を行う企畫をし、中國(guó)の砂漠化防止に積極的に寄與してきた。
中國(guó)の砂漠に300萬(wàn)本植樹した遠(yuǎn)山さん
北京から約600キロ離れた?jī)?nèi)蒙古自治區(qū)鄂爾多斯(オルドス)市にある庫(kù)布斉(クブチ)砂漠の奧地に恩格貝という地域がある。27年前、そこは荒れ果て、土地は痩せ、約2萬(wàn)ヘクタールの土地には人の影もなかった。しかし、今はそこに美しい自然の景色が広がり、有名な生態(tài)観光地となり、多くの人が観光に訪れるようになっている。
この砂漠緑化の奇跡は、日本人の遠(yuǎn)山正瑛さん率いる日本人ボランティア數(shù)千人と切っても切れない関係にある。
遠(yuǎn)山さんは2004年2月に97歳で亡くなったが、1970年代初めから、中國(guó)の砂漠緑化の研究に著手していた。
90年代初め、遠(yuǎn)山さんは、恩格貝砂漠開発モデルエリアの総指導(dǎo)者に任命され、日本砂漠緑化実踐協(xié)會(huì)を立ち上げた。中國(guó)において十?dāng)?shù)年の砂漠緑化活動(dòng)を行った遠(yuǎn)山さんの足跡は、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)、甘粛省、寧夏回族自治區(qū)、內(nèi)蒙古自治區(qū)にも殘されており、ボランティア7000人以上と共に、約300萬(wàn)本を植樹した。
遠(yuǎn)山さんは日本において、砂漠緑化の意義を大々的にPRし、一人でも多くの日本の人が中國(guó)に行って植樹に參加するよう呼びかけていた。遠(yuǎn)山さんは98年に中國(guó)政府から「友誼奨」を授與され、01年には國(guó)連「人類に対する思いやり市民賞」を受賞した。
遠(yuǎn)山さんが亡くなった後も、多くの日本人ボランティアが遠(yuǎn)山さんの遺志を継いで、中國(guó)での植樹に參加しており、毎年ボランティアに約300人の申し込みがある。
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