海外電子商取引業(yè)の勃興?急成長にともない、海外通販で月餅を取り寄せてみたいと考える人が増えてきている。金陵稅関は、「月餅の個人輸出入は、頭で考えるほど簡単なことではない」と市民に注意喚起をしている。中國では、海外から輸入された肉類や卵を含む月餅を所持?輸送することが禁止されている。その理由は、それらの月餅が口蹄疫、鳥インフルエンザ、その他伝染病の感染源となる恐れがあるためだ。よって、それらの禁止物品が見つかって押収されると、海外に送り返されるか廃棄処分の対象となる。禁止成分を含まない月餅を海外から輸入する場合、稅関は15%の稅率で、最高稅額50元(1元は約16.3円)以下の行郵稅(個人輸入物品に対して課される稅金)を徴収しない。また、個人が香港?マカオ?臺灣地區(qū)に向けて、あるいは同地區(qū)から物品を発送する場合、輸送1回あたりの上限額は800元に制限されている。その他國家?地區(qū)に向けて、あるいは同地區(qū)から物品を送る場合、輸送1回あたりの上限額は1000元。これらの上限額を超える場合は、返送手続きを行う、または貨物関連規(guī)定にもとづき通関手続きを行う必要がある。揚子晩報が伝えた。
稅関が特に注意を促しているのは、月餅の國內輸入に関し、検査検疫が制限されるだけではなく、月餅を海外に送る場合にも制限が設けられている點だ。現在、ドイツ、フランス、デンマーク、スペイン、韓國、タイ、シンガポールなど、多くの國家?地區(qū)が月餅の輸入を禁止している。月餅の輸入を認めている國家でも、輸入制限に関する規(guī)定を設けている國は少なくない。例えば、米國、オーストラリア、ニュージーランド各國は、卵黃を含む月餅の輸入、マレーシアやカナダでは、豚肉を含む月餅の輸入をそれぞれ禁止している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月14日
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