中國(guó)コンビニブランドの全時(shí)便利店は、各エリアの店舗が次々にオーナーを変え、かつては1萬(wàn)店出店計(jì)畫を唱えていたが終著點(diǎn)に向かうことになった。全時(shí)の華東エリア、重慶エリアの店舗を引き継いだローソン中國(guó)法人も、2025年までに規(guī)模を1萬(wàn)店に拡大する計(jì)畫を打ち出している。ローソン(中國(guó))投資有限公司の張晟取締役副社長(zhǎng)は取材に答える中で、「今年1月に全時(shí)便利店の華東?重慶両エリアの94店舗を受け継いだ??窗澶螔欷碧妞ㄗ鳂I(yè)は昨年から始まっており、今年3月にすべて完了する見込みだ」と述べた?!副本┥虉?bào)」が伝えた。
▽引き継ぎは買収ではない
張氏は、「18年末と19年初めにローソンと全時(shí)が接觸し、それからごくわずかの間に協(xié)力の合意を達(dá)成した。この接觸は雙方が希望したことで、當(dāng)時(shí)の全時(shí)と私たちの接觸では華東と重慶の両エリアの店舗のことを話し合っただけで、他の都市については話題に上らなかった」とした上で、「戦略的相互補(bǔ)完性を踏まえ、ローソンは今回は全時(shí)の華東と重慶の94店舗を引き継いだだけであり、これは決して買収ではない」と強(qiáng)調(diào)した。
小売産業(yè)の関係者は、「現(xiàn)在のところ、ローソンの今回の取引は店舗資源が取引の主體であり、合併買収(M&A)にはあたらないし、従來(lái)型の買収とも違い、店舗の譲渡という言い方がより正確だろう。資本関係はないし、株式保有の関係もなく、チームの受け入れもないし、ましてや債券や債務(wù)の引き継ぎもない。これでM&Aと言えるわけがない」と説明する。
新たに94店舗が増えたローソンは総店舗數(shù)がわずかの間に急増したことになる。19年1月18日、ローソン中國(guó)法人は店舗數(shù)が2千店を突破したと発表。このうち華東市場(chǎng)は1番目に大きな地域市場(chǎng)で、上海市、浙江省、江蘇省だけで1220店舗を數(shù)える。重慶市には207店舗あり、全體の1割以上を占める。ローソン中國(guó)法人が同時(shí)に明らかにした短期的発展目標(biāo)は、「中國(guó)で上海、重慶、大連、北京の4つの子會(huì)社が蓄積してきたブランド力と営業(yè)経験を引き続き活用して、直営店モデルや地域のフランチャイズモデルを今後も拡大する。20年までに店舗規(guī)模を3千店に増やし、重慶では今年新たに60店を開店する」というものだ。
▽全時(shí)がカーテンコール
全時(shí)は北京での最盛期には400近い店舗を構(gòu)え、店舗數(shù)最多のコンビニのトップブランドになったこともある。だが現(xiàn)在、半年以上続く「身売り」のうわさの中、店舗の3分の1近くが閉店し、業(yè)界の最下位に後退した。
全時(shí)の持ち株関係には変化が起きたが、現(xiàn)在の狀況をみると、北京、天津、成都の3エリアでは引き続き「全時(shí)便利店」の店舗名を使用している。
小売産業(yè)アナリストの説明によると、「こうしたことから全時(shí)の北京市場(chǎng)での価値が新たな株主に認(rèn)知され、ブランド効果がなお存在することがわかるが、店舗引き継ぎ後にどのように計(jì)畫を立て、運(yùn)営を行うか、しばらく様子をみる必要がある」という。天眼査によると、「現(xiàn)在も全時(shí)の親會(huì)社は北京全時(shí)聯(lián)盟便利店有限公司で、法人の代表者は全時(shí)の創(chuàng)業(yè)者?関広雨氏だ」という。
全時(shí)は11年に創(chuàng)業(yè)し、17年11月に「100都市100萬(wàn)店計(jì)畫」を打ち出して100億元(約1653億円)を投資し、5年で100都市に進(jìn)出した。しかし、こうした実現(xiàn)できるのかどうかわからない壯大な計(jì)畫は風(fēng)と共に消え去り、各都市の店舗の新たな「落ち著き先」が徐々に明らかになるにつれ、起伏に富んだ身売りのうわさもついにやんだ。かつて「セブンイレブンに最も近い中國(guó)現(xiàn)地コンビニ」と呼ばれた全時(shí)便利店は、今、カーテンコールを終えて新たな道のりを踏み出している。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年2月26日