王逸興さんはフリーで働いている。特定のオフィスはもたず、いろいろなところで仕事をする必要があるのだが、カフェは混んでいるし、家では仕事に集中しにくいので、最近は北京市朝陽門にある夢想加シェアオフィスをよく利用している?!钢袊嗄陥?bào)」が伝えた。
ここなら一日あたりわずか100元(約1664円)ですべてのオフィス資源を利用することができ、作業(yè)はもとより、顧客との打ち合わせも會(huì)議もできる。「ここは會(huì)社ではないが、會(huì)社で働いているような感じがして気に入っている」という。
多様化する働き方とモバイル時(shí)代の訪れにより、ますます多くの人が「移動(dòng)型オフィス」を必要とするようになった。市內(nèi)をあちこち移動(dòng)する會(huì)社員、起業(yè)の準(zhǔn)備をする人、家に子どもがいる自由業(yè)者などだ。シェアオフィスを利用するのはなかなかよいソリューションだといえる。
多くのシェアオフィスは利用者に合わせて柔軟なオフィスサービスを打ち出している。夢想加のポイント會(huì)員制度、WeWorkの「閃座」や■(気がまえに克)空間の「自由座」などの座席予約サービスは、空間の利用効率を向上させようとしている。
レンタルオフィス大手リージャス?グループ(IWG)がグローバル化について行った調(diào)査によると、回答者の70%が従來型オフィスをやめて柔軟なタイプのオフィスを選んだという。不動(dòng)産サービスのジョーンズラングラサールの昨年の研究報(bào)告書では、アジア?太平洋地域における柔軟型オフィス空間へのニーズ上昇幅は世界一で、2014?17年は年平均35%を超えた。運(yùn)営企業(yè)は主なものだけで2倍に増え、多くの都市でオフィス空間規(guī)模が100%以上拡大したという。
現(xiàn)在、市場には4種類のオフィス空間ニーズがある。1つ目は個(gè)人経営の企業(yè)で、自由業(yè)者など、一人で作業(yè)したい人のニーズだ。2つ目は3?5人の小さな組織で、オンラインの作業(yè)が多く、時(shí)々オフラインで対面の會(huì)議を開くという人々のニーズだ。3つ目は働く場所が変わる人のニーズで、出張中の會(huì)社員などだ。4つ目は短時(shí)間だけオフィスが必要という場合で、一時(shí)的な顧客との打ち合わせ、文書の修正作業(yè)などでオフィスが必要というケースだ。
▽オフィス新小売が到來する
研究報(bào)告書「チャンスを発見:アジア?太平洋地域の柔軟なオフィス」によると、2020年に中國の一線都市と二線都市のAクラスオフィスビルの30%近くが柔軟型オフィス空間を備え、絶えず変化する法人顧客のオフィスニーズに対応するようになるという。
急速に増加するシェアオフィス空間が立地の點(diǎn)でより多様な選択肢を提供するようになる。こんな未來もそう遠(yuǎn)いことではない。艾媒諮詢(iiMedia Research)のデータでは、18年6月末現(xiàn)在、中國のシェアオフィスプラットフォームは300社を超え、展開された店舗數(shù)は6千ヶ所を超え、営業(yè)面積は合わせて1200萬平方メートルに達(dá)し、200萬人分のオフィス空間を提供している。18年のシェアオフィス産業(yè)の市場規(guī)模は600億元(約9995億円)に達(dá)し、成長傾向をみせているという。
これからオフィスは特定の場所に限定されなくなる。WeWorkの「閃座」が実現(xiàn)したいとしているコンセプトのように、「都市全體があなたのオフィスになり」、利用者は都市のいろいろな場所で、座席を予約すれば、そこで働いたり、活動(dòng)に參加したりすることができ、一人の空間と時(shí)間のメリットも享受でき、自宅、オフィス、カフェや喫茶店などの空間以外に、より便利で快適な仕事の空間を選択できるようになる。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年3月7日