中國証券監(jiān)督管理委員會(証監(jiān)會)の易會萬主席はこのほど行われた中日資本市場フォーラムで、「現(xiàn)在、中日資本市場の協(xié)力発展狀況は良好だ」と発言した。これは、証監(jiān)會が22日に明らかにしたものだ。中國新聞社が伝えた。
易主席は、「昨年5月、中國は日本に2千億元(約3兆3332億円)の人民元適格海外機関投資家(RQFII)の投資枠を付與し、日本の金融機関はこれに積極的に応じ、関連の業(yè)務(wù)が順調(diào)に進展した。昨年10月には、証監(jiān)會と日本の金融庁が『中國証券監(jiān)督管理委員會と日本金融庁による両國証券市場の協(xié)力促進に関する了解覚書』を交わし、上場投資信託(ETF)の相互上場の促進、市場參入の加速、監(jiān)督管理協(xié)力の強化などをめぐって一連の実務(wù)協(xié)力を展開し、重要な進展を遂げた」と述べた。
易主席によると、「中日資本市場の協(xié)力には深くて厚みのある伝統(tǒng)や基礎(chǔ)が備わっている。改革開放の初期という早い時期に、中華人民共和國初の外貨建て債券が日本で発行されている。中國資本市場の構(gòu)築発展プロセスでは、両國の監(jiān)督管理機関、取引所、関連業(yè)界が産業(yè)交流や人材の育成、監(jiān)督管理協(xié)力などで非常に成果に富んだ取り組みを進めてきた。日本の証券機関は中國証券業(yè)界との業(yè)務(wù)協(xié)力を積極的に強化し、中國資本市場の対外開放に関連した制度改革に幅広く參加してきた」という。
易主席はさらに踏み込んで、「全面的開放の新局面の構(gòu)築を推進するというのが中國政府の揺るぎない立場だ。中國共産黨中央委員會と國務(wù)院の新たな段階における高水準の対外開放の推進に関する政策決定を踏まえて、証監(jiān)會は市場の関連各方面とともに、資本市場の改革開放を加速推進する。今は科學(xué)イノベーションボードの創(chuàng)設(shè)とモデル登録制度の改革を全力で進め、より開放的で包摂?shù)膜寿Y本市場の基礎(chǔ)制度の構(gòu)築に努力する。証券の大幅な緩和を進める。大陸部と香港の株式市場相互乗り入れメカニズムの改善を進める。原油や鉄鉱石など特定の先物取引商品の対外開放を緩やかに推進する。適格機関投資家(QFII)制度をさらに改善する」と述べた。
易主席は、「未來を展望すると、中日資本市場の開放協(xié)力は新たな発展チャンスに直面し、極めて大きな潛在力がある。中國は日本とともに、交流を強化し、相互信頼を増進し、実務(wù)協(xié)力の新しい分野を共同で開拓し、両國の経済貿(mào)易協(xié)力の拡大に新たな原動力を注入していきたい」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年4月23日