2018年、中國のネットワーク上の著作権産業(yè)の有料コンテンツの市場規(guī)模が前年比15.8％増の約3686億元に達したことは特に注目に値する。2016年と比べると、3年の間にその規(guī)模は約1500億元増加し、有料コンテンツを利用するユーザーの規(guī)模が、市場全體に占める割合も2016年の44％から2018年には約50％に増加した。2017年と比べると、以前、有料コンテンツのユーザーの規(guī)模拡大を主に牽引していたオンラインゲームとライブ配信の成長ペースが鈍化しているのに対して、オンライン動畫やデジタル読書の分野は、有料コンテンツの運営の強化が続き、一層ハイクオリティでオリジナリティあるコンテンツが提供されるようになり、ユーザーの有料コンテンツを利用したいという意欲を高め、リピーターも増えている。

オンラインショート動畫がダークホースに

「報告」は、「オンラインショート動畫は、2018年の『ダークホース』」とし、そのユーザーは6億4800萬人、市場の規(guī)模は195億元に達している。ショート動畫はユーザーの利用時間が伸びているという優(yōu)位性が武器になっている。ビックデータプラットホーム?QuestMobileの統(tǒng)計によると、モバイルインターネットの利用時間全體に占めるショート動畫の利用時間は2016年の1.2％から18年には11.4％にまで増加した。市場規(guī)模の飛躍的な拡大の主な原因は、ユーザーの利用時間が伸びていることにあるというわけだ。その他、オンラインショート動畫は、その他のネットワーク上の著作権業(yè)態(tài)と融合を深め、共に成長するというスタイルが顕著化している。ビックデータプラットホームのTrustDateの統(tǒng)計によると、ショート動畫は斷片化や臨場感が強いという特徴があり、ネットユーザーの79％がショート動畫を通して、ニュースや情報を取得し、70％がショート動畫を通してミュージックビデオを見ている。

「報告」は、「2019年は中國のネットワーク上の著作権産業(yè)の発展にとってカギとなる年で、中國は長期にわたって、著作権保護の體系の構築を力強く進めてきたため、産業(yè)の発展の強固な基礎ができている。ユーザーの著作権に対する意識は明らかに高まっており、有料コンテンツの利用規(guī)模も拡大を続けており、産業(yè)の成長に新たな原動力を添えている。中國のネットワーク上の著作権産業(yè)においてオリジナルの優(yōu)良コンテンツが増え、技術?商業(yè)スタイルの革新が続くにつれ、同産業(yè)は今後も安定して急速に発展する見込み」と予想している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月5日