「針なし注射器でインスリンを糖尿病患者に注射することで、痛みを減らし治療効果を高めることができる」。北京大學(xué)人民病院內(nèi)分泌科主任の紀(jì)立農(nóng)教授は27日、世界最大規(guī)模の針なし注射器と一般的な注射器によるインスリン注射の比較対照結(jié)果を発表した。北京日?qǐng)?bào)が伝えた。
どちらの効果が優(yōu)れているかを確かめるため、全國(guó)10軒の三甲病院(最高ランクの病院)が參加した。被験者は427人で、実証実験?研究の期間は112日。紀(jì)氏によると、従來(lái)のインスリン注射は患者の心理に一定の影響を及ぼす。一部の患者は針の痛みを恐れ治療を拒否するか、醫(yī)師の言いつけに従い注射しようとしたがらず、それにより併発癥が生じる可能性が上がるという。
針なし注射器は圧力発射の原理を利用し皮下注射を行う。針なし注射器の內(nèi)部の圧力裝置が生む圧力を利用し、中の薬液を瞬時(shí)にして皮下に屆け、薬は皮下で拡散し吸収される。このやり方は神経末端への刺激が弱く、一般的には注射器のような強(qiáng)い痛みが感じられない。
紀(jì)教授の研究結(jié)果によると、針なし注射器を行ったグループの方が、糖化ヘモグロビンの減少幅が一般的な注射器に対して非劣性で、そして統(tǒng)計(jì)學(xué)的及び臨床上の優(yōu)れた効果があった。インスリンの使用量がより少なく、低血糖の発生率も一般的な注射器と変わらなかった。痛みがより少なく、注射部位の傷や硬結(jié)の発生率が大きく下がった。また患者の満足度が高く、治療に素直に従いやすくなる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年6月28日