ここ30年近くの間に、中國民間企業(yè)が急速な発展を遂げた。2019年5月末現(xiàn)在、世界の時価総額上位10企業(yè)のうち、中國企業(yè)は騰訊（テンセント）と阿里巴巴（アリババ）の2社が名前を連ねる。18年の米経済誌「フォーブス」の500社番付では、日本企業(yè)は9社にとどまったが、中國企業(yè)は21社を數(shù)えた。「環(huán)球網(wǎng)」が伝えた。

中國ビジネスに詳しい日本の早稲田大學の池上重輔教授は、「日本企業(yè)家は中國企業(yè)家から3つの経営の道を?qū)Wぶべき」との見方を示す。

1つ目は企業(yè)內(nèi)部で學びのムード作りをすることだ。池上氏は、「どの企業(yè)も絶えず學ぼうとしているが、中國の企業(yè)家はよく、外部環(huán)境が急激に変化しているので、持続的に新しいことを?qū)Wばなければだめだと言う。中國企業(yè)家の多くが學びを自主的にマネジメントし、まとめることと振り返ることが上手だ。企業(yè)家が自分のもつ時間の3分の1を?qū)Wびに當てたなら、外に向けて『學習型リーダー』とのイメージを発信することになり、社員にプラスの影響を與える」と述べた。

2つ目は「家長型リーダー」だ。中國民間企業(yè)では、リーダーの多くが圧倒的な権力をもっている。それと同時に、中國企業(yè)家の多くは非常に謙虛でもあり、全體の利益のためには個人の利益を犠牲にする。日本の企業(yè)家をみると、こうした美徳を備える人は非常に少なく、傲慢で傍若無人な人が多い。最近、日本企業(yè)でセクハラやパワハラがしばしば発生していることは、日本企業(yè)家の謙虛とはいえない姿勢と関係があるかもしれない。

3つ目は企業(yè)の成長を追求することだ。池上氏は、「歐米企業(yè)が追求する成長は企業(yè)価値の成長であり、そのための努力を怠らない。一方で、中國企業(yè)が追求するのは事業(yè)の拡大であり、これが歐米企業(yè)と中國企業(yè)との違いだ」と述べた。

中國企業(yè)にとって、利益は企業(yè)の成長の付屬品であり、より多くの顧客に製品やサービスを提供するのが最も重要なことだ。これに対し、日本企業(yè)には企業(yè)の持続的な成長を追求する原動力が欠けている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月25日