資料寫真

年初以來、北京と上海、広州などの超大型都市で生活ゴミの管理をめぐる法律の改定や制定が相次いで行われ、規(guī)制メカニズムによって、思いのままにゴミを捨ててきた人々のこれまでの習(xí)慣が徐々に変わりつつある。中央テレビ網(wǎng)が伝えた。

あと1週間すると、「上海市生活ゴミ管理?xiàng)l例」が正式に施行される。各コミュニティーでは、現(xiàn)在ゴミ分別がホットワードになっているだけでなく、多くの住民がすでに行動(dòng)を起こし、ゴミの種類ごとに異なるゴミ袋に入れ、種類別のゴミ収集箱に捨てている。

上海市は全國に先駆けてゴミ分別を法制度の枠組に組み入れ、法律を制定して、生活ゴミを回収可能なゴミ、有害なゴミ、水分を含んだゴミ、乾燥したゴミの4つに分類したほか、ホテルやレストランが自発的に使い捨て用品を提供することを禁じた。生活ゴミの全プロセスを初めて明確に分類し、分類に基づくゴミ捨ての管理責(zé)任者制度と関連の法的責(zé)任などを確立?決定した。たとえば個(gè)人が種類の違うゴミをまぜて捨てた場(chǎng)合には最高で200元（約3120円）の罰金を科し、事業(yè)者がゴミ袋に違う種類のゴミを入れたり、種類の違うゴミを一緒くたにして運(yùn)搬したりすると最高で5萬元（約78萬360円）の罰金が科される。

データによると、中國人は一人一日あたり平均1.2キログラムのゴミを出し、ゴミの量は毎年10％のペースで増えており、ゴミ処理問題は差し迫った狀況にある。今年から、全國の地級(jí)市（省と県の中間にある行政単位）以上の都市で生活ゴミの分別が全面的にスタートし、先行試行する重點(diǎn)都市46ヶ所の多くの地域で、生活ゴミの分別?収集?運(yùn)搬?処理システムがひとまず構(gòu)築された。

5月末、北京市は學(xué)校や病院など公共機(jī)関およびオフィスビル、観光地、ホテルなどの営業(yè)スペースでゴミの強(qiáng)制分別を展開する方針を打ち出し、カバー範(fàn)囲を徐々に広げつつある。分別していなければ収集運(yùn)搬しないことにし、ルール違反を繰り返す場(chǎng)合には処罰されるほか、信用管理システムにも情報(bào)が載る。規(guī)制メカニズムによって、思いのままにゴミを捨ててきた人々のこれまでの習(xí)慣が徐々に変わりつつある。

広州市では、昨年7月1日から「広州市生活ゴミ分類管理?xiàng)l例」がすでに施行された。

業(yè)界関係者は、「ゴミ分別の法律制定のポイントは畏敬の念を醸成するところにある。市民が分別意識(shí)を持つよう導(dǎo)くだけでなく、分別のための設(shè)備を設(shè)置することも非常に重要だ。國民に環(huán)境権を與えれば、人々の環(huán)境意識(shí)や法律意識(shí)を高める上でプラスになり、人々に環(huán)境保護(hù)への関與を促し、環(huán)境を汚染する者に対しても監(jiān)督されているというプレッシャーをかけることになる」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月26日