日本公開から18年の歳月を経て、ようやく中國(guó)大陸部での上映が実現(xiàn)した「千と千尋の神隠し」。その観客動(dòng)員力は目を見張るものがある。21日の公開初日は、同作品の上映回?cái)?shù)が全國(guó)の映畫上映回?cái)?shù)のうち3割近くとなり、同時(shí)期に公開されている映畫のトップに立ち、ディズニーアニメ「トイ?ストーリー4」さえ上回った。宮崎駿監(jiān)督作品の年月を経ても色あせない魅力は、公開から長(zhǎng)い時(shí)間が経った今も多くの観客を映畫館に動(dòng)員する最大の原因となっている。一般の観客であれ、業(yè)界関係者であれ、皆が「時(shí)を経ても魅力を持ち続ける作品であれば、自分が懐かしさに浸るためにお金を払っても構(gòu)わない」としている。北京日?qǐng)?bào)が伝えた。
〇映畫館にとって望外の喜びとなった大ヒット
「18年間も待ったが、ついにその時(shí)がやって來た!」、「必ず見に行かなければ!子供と一緒に自分が幼いころの名作をもう一度味わいたい」。これらは、映畫チケット購(gòu)入専門アプリ「貓眼電影」に寄せられた、熱心なユーザーからのコメントだ。古い映畫がリバイバル上映された時(shí)の観客の反響が乏しいという従來の狀況とは異なり、今回の「千と千尋の神隠し」の中國(guó)初公開に対する観客からの聲は完全に一致し、期待にあふれている。
プレミア上映とチケットの前売り?duì)顩rが、その最も良い証拠になっている。同作品は6月15日に全國(guó)でプレミア上映され、著席率は97%に達(dá)し、毎回ほぼ満席となった。20日午後の時(shí)點(diǎn)で、チケット予約販売額は1800萬元(1元は約15.6円)に達(dá)し、同時(shí)期に公開中の最大のライバル映畫「トイ?ストーリー4」の2倍以上に達(dá)した。
「これほど売れるとは、本當(dāng)に予想外だった」。公開に先立ち人気が盛り上がったことについて、百老匯電影中心の富偉建?市場(chǎng)総経理はこう驚きの聲を上げ、現(xiàn)在の観客のテイストは「摑みにくいところがある」と指摘する。富さんは、「この1-2年の興行収入を見ると、日本のアニメはそれほど良い成績(jī)を殘しておらず、『コナン』や『ドラゴンボール』、『ドラえもん』も芳しくなかった。だが、『千と千尋の神隠し』の前売りは飛ぶように売れ、これまでの経験が覆された。北京の百老匯影城では2つのスクリーンで『千と千尋の神隠し』をプレミア上映したが、すべて満席。このような狀況は、これまでは大作映畫でしか起こらなかったことだ」と驚きの色を隠せない。