今、「上海で最も人が集まる『社交場』はどこか」と聞けば、「コミュニティに新設(shè)されたゴミ分別置き場」と答える人は多い。そこでは、水分を含んだゴミと乾燥したゴミの分別をめぐる激論がしょっちゅう交わされている。中國新聞社が伝えた。
7月1日、史上最も厳しいとされる「ゴミ分別」の新規(guī)定が施行され、人々の暮らすコミュニティなどの公共スペースには、すでに「分別ゴミ箱」が設(shè)置されて分別が始まっており、一般家庭のゴミ箱も同じように早急な買い換え?バージョンアップが必要だ。ECサイト?淘寶極有家のデータによれば、6月のゴミ箱の販売量は300萬點(diǎn)に達(dá)した。特に6月24日から30日までの1週間は、新規(guī)定施行直前の駆け込み需要があり、多くの上海市民が「困ったときの神頼み」とばかりに同サイトを利用したため、ゴミ箱販売量が前年同期比50%急増した。地元産のゴミ箱が一番人気があり、販売量は同300%以上急増した。
ゴミ箱を販売する淘寶の多くの出店企業(yè)はほぼ完売寸前の狀態(tài)だった。人気商品の「乾燥したゴミと水分を含んだゴミを分別できるゴミ箱」は「お一人様1點(diǎn)限り」と表示せざるを得ない狀況という。
中國住宅?都市農(nóng)村建設(shè)部(省)が全國の重點(diǎn)都市46ヶ所で段階的にゴミ分別を?qū)g施すると発表したことを受けて、広東省、江蘇省、浙江省などの対象都市の消費(fèi)者は素早く対応し、分別スタートに先立ちゴミ箱を買っている。
もちろん、今最もゴミ箱を必要としているのは上海市民であり、淘寶(タオバオ)や天貓(Tmall)の店舗では「上海の方を優(yōu)先配送」との表示も見られる。こうした店舗で販売するゴミ箱は、購入者のうち上海エリアの消費(fèi)者の割合が80%を超えたという。
それだけではない。ゴミ分別をよりしっかり學(xué)ぶため、ECプラットフォームでは「ゴミ分別教育グッズ」などの商品も売り出された。データによると、6月にはこうしたグッズの検索件數(shù)が前月の17倍以上に急増したという。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年7月2日