河北省秦皇島市北戴河區(qū)にある秦行宮遺跡では、秦の始皇帝による4回目の巡幸の歴史を垣間見ることができる。光明日報が伝えた。
人々から注目を集めている秦行宮遺跡博物館は16日、市民や観光客に向けて無料一般開放され、正式開館に向けたテスト運営の段階に入った。この2000年以上昔の遺跡の神秘のベールが取り払われようとしている。
北戴河秦行宮遺跡の敷地面積は約2ヘクタールで、中國の「第7次五カ年計畫(86-90年)」期間における考古學上の十大新発見の一つ。1986年から91年にかけて考古學調(diào)査チームが発掘した遺跡面積は1萬5800平方メートルに達し、4大グループ?14ユニットの宮殿建築跡を発見し、中から大量の建築部材と多くの文化財が出土した。96年、同遺跡は國の重要文化財保護対象に指定されている。秦行宮遺跡の発見は、秦皇島という中國國內(nèi)で唯一、皇帝の名がついた都市名の由來を確かなものとした。
北戴河秦行宮遺跡博物館の敷地面積は約0.67ヘクタールで、主體建築面積は6640平方メートル、京津冀(北京市?天津市?河北?。┑貐^(qū)で現(xiàn)在までに発見された中で唯一、完全な形で殘っている秦行宮遺跡。この博物館を訪れれば、戦いに明け暮れた古代の様子や仙人を求めた神秘的な文化を體感し、東巡を行った秦の始皇帝の壯大な気概に想いを馳せ、そして青銅器などに施された精巧な匠の技を楽しむことができる。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年7月17日