ほうれん草には鉄分が豊富に含まれ、鉄分を補(bǔ)給できると言われてきた。しかし先ごろ、北京市科學(xué)技術(shù)協(xié)會(huì)、北京市インターネット情報(bào)弁公室、首都インターネット協(xié)會(huì)が指導(dǎo)し、北京科技記者編集協(xié)會(huì)、北京地區(qū)ウェブサイト共同デマ払拭プラットフォームが共同発表した「科學(xué)のデマランキング」がこの説を否定した。北京青年報(bào)が伝えた。
最新の食物成分測定結(jié)果及び食物成分表のデータによると、ほうれん草の鉄分量は青菜のうち中程度の水準(zhǔn)(100グラムあたり2.9ミリグラム)にすぎなかった。さらに重要なのは、ほうれん草の鉄分はすべて非ヘム鉄であるが、人體の吸収率が高いのはヘム鉄であることだ。つまり人體はほうれん草の鉄分を吸収しにくいということだ。
植物性の食物には、フィチン酸やポリフェノール類など、鉄分吸収を妨げる物質(zhì)も豊富に含まれる。これらは鉄と結(jié)びつくとフィチン酸鉄やシュウ酸鉄などになり、人體に消化吸収されにくい。研究によると、ほうれん草に含まれる鉄分の吸収率はわずか1%前後であることが分かっている。したがって、ほうれん草を食べて鉄分を補(bǔ)給するのはあまり現(xiàn)実的ではないということになる。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月6日