このところ気溫の高い日が続いていることを背景に、中國の國産アイスクリームブランドの商品が、Eコマースプラットホーム上で200%増という爆発的な売れ行きをみせており、アイスクリームの味見を行う「アイスクリーム?テイスター」という新職業(yè)まで誕生した。そのうち、毎日アイスクリームの試食をして月収1萬元(約15萬円)以上稼ぐ人も少なくないという。楚天都市報が伝えた。
上海に住む1995年生まれの封媛媛さん(女性)は、學校を卒業(yè)した後、食品検査師の仕事に応募し、アイスクリーム店「中街1946」に入社し、思いがけず「アイスクリーム?テイスター」になった。封さんは、「主な仕事は、毎日自社や他社のアイスクリームを味見して、評価?比較することです」と語った。この仕事を始めて2年が経ち、封さんはアイスクリームを味見する際のさまざまなコツを會得した。アイスの味は、香水と同じように「トップ」、「ミドル」、「ラスト」の3段階に分かれている。そしてアイスバーを1本食べ終わったら、味が後に殘らないよう20分間うがいをする。封さんは「口に入れた瞬間に、アイスの原料の自然な味が感じられなければならない」と話した。
アイスクリーム?テイスターとして、封さんは唐辛子味やヤマブシタケ味など、さまざまな変わった味のアイスを試食してきた。今ではそんな彼女の「黃金の舌」も自分で守るべき「重點保護対象」となった。こってりした辛い食べ物は、彼女が日常食べる食品リストでは「禁止品」となっている。優(yōu)秀なアイスクリーム?テイスターであり続けるために1日に20本以上のアイスを試食する封さんは、これまでに5キロも太ってしまった。
封さんは、アイスクリーム?テイスターになることによって、小さい時からの「アイスを自由に食べる」という夢を実現(xiàn)した。それよりも幸せを感じるのは、自分の評価を経て最終的に市場で発売されたアイスクリームが大ヒットになったことだという。
オンラインショッピングモール?天貓(Tmall)の統(tǒng)計データによると、中街1946など國産ブランドアイスクリーム商品の成長率は、この1ヶ月で200%を上回っている。コールドチェーン倉庫輸送のカバー率が高まり、「溶けてしまったための一括返品」に対する保障が確立していることから、多くの國産ブランドのオンラインでの売上は海外ブランドに対する巻き返しをみせている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月7日