1リットル入り缶ビールが2缶で20元(1元は約15.1円)、日本製グラノーラ大袋が2袋で50元、元値が149元のドイツ産牛乳がわずか99元。製品の消費(fèi)期限が迫っていることから、もともと市場(chǎng)価格がかなり高い一部の輸入食品が、期限間近の商品を販売するディスカウントショップで「品質(zhì)がよく廉価な商品」にすっかり変身を遂げて店頭に並び、消費(fèi)者の間で人気が高まっている。
〇価格は半額まで下がるのが普通
北京に住む金さん(女性)は、チェーンの輸入食品ディスカウントショップの常連客だ?!袱郡い皮は滟Iいする。大家族なので、ビスケット、ポテトチップス、ミニパンなどのおやつは1箱買っても1週間たたないうちに食べきってしまう。ここで売っているほとんどの値引き食品は消費(fèi)期限までまだ1カ月くらいある」と話した。
買う前に消費(fèi)期限をチェックすることは、普段から多くの消費(fèi)者がやっていることだ。消費(fèi)期限が近い食品の市場(chǎng)が數(shù)年前に出現(xiàn)して以來、ますます多くの消費(fèi)者が、金さんと同じように「消費(fèi)期限が近いことは期限切れではない」という考え方をだんだんと受け入れるようになり、製品の鮮度ばかりを追求するのではなく、消費(fèi)期限內(nèi)に食べ終えることができるかどうかを検討して、期限が迫った商品の値引きメリットを享受するようになった。
ある食品の安全監(jiān)督管理業(yè)に攜わる関係者は、「消費(fèi)期限が迫った食品と、普通に販売されている食品との間には、本質(zhì)的な違いはない。各食品の保管條件を守っている限りは問題ない。特に、要冷蔵と書かれているものについては、冷蔵保存しておけば大丈夫」と話す。
北京市の西単にある輸入食品ディスカウントスーパーに消費(fèi)期限の近い食品を求めてやってきた買い物客の中には、細(xì)かくそろばんをはじく専業(yè)主婦や中高齢者だけではなく、學(xué)生や若年ホワイトカラーの姿もあった。
消費(fèi)期限が近づいた食品をどのようにさばくかは、昔から、多くの企業(yè)にとって頭の痛い経営上の難題だった。統(tǒng)計(jì)データによると、世界中で出る食品ロスの金額は年間約1兆ドル(約106兆円)、重量は13億トンを上回り、このうち重要な部分を占めるのが消費(fèi)期限が近い食品だ。このため、ある業(yè)界関係者は、「消費(fèi)期限が迫った食品の市場(chǎng)が誕生したことは、社會(huì)資源の節(jié)約に有益であり、企業(yè)の在庫流通をスムーズにして、食品ロスを減らすこともできる」との見方を示している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月19日