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「慧眼」衛(wèi)星、X線パルサーナビゲーションの実証実験に成功

人民網(wǎng)日本語版 2019年08月23日14:44

中國科學院高能物理研究所の科學者は「慧眼」衛(wèi)星を使い、X線パルサーナビゲーションの実証実験を行った。測位の制度は10キロ以內(nèi)で、宇宙船がパルサーを利用し自主ナビゲーションを行う可能性を検証した。將來的に深宇宙探査及び星間航行に応用される見通しだ。関連論文は21日、學術誌「アストロフィジカルジャーナル」(増刊)に掲載されている。新華社が伝えた。

遠い太陽系外に向かう宇宙船が増えるに伴い、人工衛(wèi)星のナビシステムでは役に立たない。地上大型無線アンテナによる深宇宙測定?制御ネットワークでも次第に使い物にならなくなってきた。宇宙船の自主ナビゲーション技術の研究が必要になっている。

「慧眼」衛(wèi)星パルサーナビゲーション実証実験の責任者である鄭世界氏によると、X線パルサーナビゲーションは宇宙の遠い天體、パルサーが発する正確な周期的パルス信號を利用し、宇宙船にナビゲーションと時報を提供する。地上で衛(wèi)星信號を使用するナビゲーションと同様、宇宙船はパルサーを観測することで自主ナビゲーションを?qū)g現(xiàn)する。これがパルサーナビゲーションだ。

「慧眼」衛(wèi)星首席科學者の張雙南氏によると、「慧眼」は有名な「かに星雲(yún)」のパルサーの約5日連続の観測を行った。さらに高能物理研究所の研究チームによるX線パルサーナビゲーションアルゴリズムを観測データに応用した。その結(jié)果、その3倍標準偏差の測位精度が10キロに達した。同ナビゲーションアルゴリズムをさらに検証するため、研究チームは十分な理論分析を行い、各種パルサーを選びシミュレーションと検証を行った。その結(jié)果、同方法はその他のナビゲーションパルサーに対しても適用されることが分かった。

「宇宙の燈臺」と呼ばれているパルサーは、高速回転する中性子星、大質(zhì)量恒星の壽命末期の超新星爆発後に殘された緻密な天體だ。そのパルス信號の長期的な時間の安定度は非常に高く、地球上の原子時計を上回るほどだ。宇宙における時間の基準にできる。

「慧眼」衛(wèi)星は中國初のX線天文衛(wèi)星で、2017年6月15日に打ち上げられた。高エネルギー?中エネルギー?低エネルギーX線望遠鏡という3つのペイロード、宇宙環(huán)境観測裝置を搭載。ブラックホール、中性子星、ガンマ線バースト、重力波バーストなどの大量の観測データを取得した。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月23日

  

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