人気テレビドラマ「長安十二時辰」の影響で、ドラマに登場した「火晶柿」の人気も急上昇、今年の価格が跳ね上がり、注文量も激増した。10月31日、陝西省西安市に登場した「火晶柿収穫作業(yè)員、月給3萬元(1元は約15.3円)」という求人広告がネット上で話題になった。この求人広告は、西安の果物業(yè)者が、日給千元で火晶柿の収穫作業(yè)をする人を募集したもので、多くのネットユーザーは、冗談交じりに、「今の仕事を辭めて柿を収穫に行こうかな」と投稿した。北京青年報が伝えた。
この求人広告を出した西安市臨潼區(qū)で果物業(yè)を営む張博攀さんは、10月31日午後、「この広告は、確かに私が出したものだ?!喝战o千元』という報酬は、數(shù)日前から西安で雨が続いたため、急ぎ柿の収穫を行う必要が生じたからだ。広告を出した後、5人採用した。最も長かった人は1週間作業(yè)してくれた。今は天気が良くなり、柿を収穫する作業(yè)員はそれほど必要なくなった」と説明した。
〇日給千元の作業(yè)員、條件は?
10月31日、あるネットユーザーが、「西安の街頭で、ある求人広告を見つけた。柿を収穫する作業(yè)員を募集する広告で、『急募:柿収穫作業(yè)員を數(shù)名募集。勤務(wù)地は臨潼區(qū)兵馬俑近く、仕事は隨時スタート可能。作業(yè)期間は1カ月、報酬は日給千元』とあった。また、『この作業(yè)では、柿の木に登る必要があり、1日の収穫量は300キログラム以上』と添えられていた」との情報を発信した。
この広告にもとづき計算を行ったネットユーザーは、「1カ月間毎日仕事すれば、3萬元稼げることになる」と投稿。また別のネットユーザーは、「今の仕事を辭めて柿の収穫に行こうかな」と冗談交じりでコメントした。一方で、誇大広告ではないかと疑いの目を向け、「火晶柿の卸価格は1元くらいなので、作業(yè)員1人が1日300キロ収穫したとしても、売上は人件費を賄うだけで精一杯、ほとんど利益は出ないだろう」とする聲もあった。
張博攀さんはこれについて、「うちには、數(shù)本の柿の木しかない。自分が販売している火晶柿のほとんどは、近隣の果物農(nóng)家から買い付けてきたものだ。今年の仕入れ単価は1個1.4元ほど。普段は全て農(nóng)家が自分たちで収穫しているが、雨の日は農(nóng)家が収穫作業(yè)をしないので、出荷できる品物がない狀態(tài)になりやすい」と話した。