第2回中國國際輸入博覧會の食品?農(nóng)産品エリアには昨年同様、長い長い列ができているコーナーがある。それは北海道の濃厚な牛乳を使って作ったソフトクリーム。展示エリア內(nèi)にはそれ以外にも北海道産米の「ゆめぴりか」や様々なスイーツ、地元産のコメやブドウで作った日本酒やワイン、そして調(diào)味料などが所狹しと並べられている。北海道は今年、昨年を上回る展示品を攜え出展。中國という大きなマーケットと訪日中國人観光客をターゲットとしたビジネスチャンスにつなげていきたい考えだ。
人民網(wǎng)ではそんな北海道の第2回輸入博への出展の見どころなどについて、浦本元人北海道副知事とホクレン農(nóng)業(yè)協(xié)同組合連合會の柿林孝志代表理事副會長にインタビューした。
昨年上回る出展品目で輸入博に臨む北海道
試食と商品展示エリアからなる展示ブースでは、25の道內(nèi)企業(yè)と共に昨年を上回る700品目の北海道の様々な食品を展示。浦本副知事は、「展示品は北海道のお米やスイーツ各種、調(diào)味料や中國でも知られている水産物を出展。特にスイーツは、北海道の濃厚な牛乳を使ったソフトクリームやクリームチーズを使ったチーズケーキなどのほか、北海道の特産品?トウモロコシを使ったスープ、さらにはジンギスカンのタレといったような中國の消費者にはあまりなじみのない食品も數(shù)多く紹介。中國は北海道にとって貿(mào)易相手國トップ、観光客の送り出し國としては昨年2位、今年は1位になる勢いの中國を大事なパートナーととらえている。ただ中國のマーケットは競爭も大変厳しいので、簡単ではないが、大きなチャンスはあると考えている。今回、多くの企業(yè)と共に輸入博に出展したことは、北海道の様々な物産を中國の方に知っていただく絶好の機會ととらえ、こうした機會をうまくビジネスチャンスにつなげながら、しっかりと中國との交流も深めていかれればいいと思っている」とした。
お米だけでなく農(nóng)畜産物も中國へ
ホクレンの柿林代表理事副會長は、「北海道は牛乳や牛肉、馬鈴薯やビート、小麥、米といったようなあらゆる農(nóng)畜産物を育てている。それらを北海道だけでは消費できないので、日本の本州でも販売しているが、最近は日本國內(nèi)でも人口が減少気味であり、また米に関しても消費量がだんだん減ってきている。せっかく生産した美味しいお米なので、なんとか海外へ輸出したいと考えていたところ、そのいいきっかけとなったのが、昨年のパールライスの工場への認可だった。今後はお米を筆頭にこれから順次、長芋や豆、馬鈴薯といった北海道の安全安心な農(nóng)畜産物の中國への輸出をさらに拡大し、中國の方に召し上がっていただきたい」とその意気込みを語った。
今年、中國は新中國成立70周年を迎え、日本も「令和」という新時代に入り、中日両國と両國関係は新たな歴史的スタート地點に立ち、新たな発展チャンスを迎えている。こうした狀況の中で浦本副知事は、「輸入博への參加や多くの中國の様々なイベントにも參加し、地方自治體としても、中國の方々と交流を深めている。今後も輸入博覧會をはじめとする様々なプロモーションを通じて、多くの中國人観光客に北海道に來てもらい、地域間ではあるが、それぞれの相互理解を深めることで、ひいては日中の友好関係の強化に我々もしっかりと役に立ちたい」とした。(文?玄番登史江)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月7日