中國人民大學國家発展戦略研究院が主催する「5G(第5世代移動通信システム)時代における中國のネットユーザーのニュース閲覧習慣に関する定量的研究」報告発表會が16日、北京で開催された。報告によると、調(diào)査では、「ニュース閲覧に使う端末」で最も多かったのがスマートフォンで、その割合は99.82%を占めた。中國新聞網(wǎng)が報じた。
中國人民大學新聞學院の匡文波教授は、課題グループを代表して同研究報告を発表した。同報告を作成するに當たり、北京、上海、広州、深センの一線都市4都市、武漢、西安、長春の二線都市3都市、保定、岳陽、韶関の三線都市3都市で、「ネットユーザーのニュース閲覧習慣」に関するオンラインアンケートが実施された。有効回答數(shù)は1萬6108件。ネットユーザー100人に対してはデプスインタビューを?qū)g施した。
報告によると、毎日ニュース?情報を取得する方法について、回答者の75.25%が微信(WeChat)のグループチャット、39.02%がTik Tok(抖音)、26.61%が今日頭條、20.03%が微博(ウェイボー)と答えた。紙媒體、テレビ、その他の割合は0.68%、6.56%、4.24%にとどまった。
匡教授は、「紙媒體やテレビなどを代表とする伝統(tǒng)的なメディアを利用する人がどんどん減っているというのが、業(yè)界の共通の認識だ。そして、今回の調(diào)査では、伝統(tǒng)的なメディアが、私たちの予想よりも早いスピードで衰退していることが明らかになった」と指摘する。
微信のグループチャットがニュース閲覧において絶対的地位を築いている理由について、匡教授は、「微信の連絡(luò)先に入っているのは、ユーザーがよく知っている人、もしくは少なくとも知り合いの人で、『強い絆』のあるメディアとなるため、ユーザーのそこから得られるニュース?情報に対する信頼度も高くなる。一方、紙媒體やテレビなどの伝統(tǒng)的な主流メディアは、『弱い絆』のメディアだ」と分析する。
報告は、5G時代において、新聞やラジオ、テレビなどの使用率は今後も低下する一方、動畫やオーディオ、文字、畫像などの使用率は増加すると予想している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月19日