「瘋了!桂寶」作者の阿桂とファン
北京市の西西弗書店國貿(mào)商城店で20日午後、漫畫「瘋了!桂寶(クレイジー!グイバオ)」出版10周年記念パーティが、熱気に包まれた中で始まった。作者の阿桂と各地から駆け付けた家族連れなどファン數(shù)百組が、桂寶とともに過ごした10年間について語り合った。北京日報が伝えた。
阿桂は、「瞬く間に10年間が経ちました。そのような感覚は全くありませんが。桂寶の原型は、私が幼少のころの1枚の寫真です。小さいころ、私は特に「クレイジー」な子供だったようで、常識では考えられないことをいろいろやらかしていました。大きくなって、自分が大好きなことは何でも漫畫に描くようになり、10年間で22冊描きました。創(chuàng)作をずっと続けている限り、時代に遅れることはありません。ますます多くの人が、『クレイジー』な桂寶を好きになり、そこから楽しみを見出し、日ごろのストレスを発散してくれたらと願っています」と話した。
三世代のファンが一堂に會し、10年間のエピソードをシェアし、會場はいっそう溫かいムードに満ち溢れた。會場には、漫畫本を抱えた小さなファンだけでなく、もうすっかり阿桂より背が高くなった初代「桂寶ファン」もいた。一番よく見られたのは、子供を連れた両親が一家総出で駆け付け、賑やかに「応援」する家族ぐるみのファンだった。
「小學(xué)生の時に桂寶を読み始め、もう大學(xué)4年生になった。よく覚えているのは、鶏手羽のコーラ煮の作り方が書いてあるページ。子供のころ初めて料理をしたのはこの本を見ながらだったが、意外にも大変美味だった!」これは、読者である金禹含さんのエピソードだ。當(dāng)然、阿桂を見習(xí)って小さいころから漫畫創(chuàng)作を始めたファンもいたし、桂寶をお手本にして、本を読もうとしない習(xí)慣を改め、クラスで2番の成績を取ったというファンもいた。またある人は、「學(xué)校の図書館にある『桂寶』は、同級生たちがいつも競って借りる人気の本だった」と話した。小さな子供から保護(hù)者までが會場で語ったこれらのエピソードは、彼らが桂寶とともに過ごしてきた10年間の楽しい想い出なのだ。
「瘋了!桂寶」は、著名な漫畫家の阿桂による漫畫本で、2009年の出版以來、これまでの販売総數(shù)は1100萬冊に達(dá)した。主人公の桂寶は、つまらないダジャレやギャグを言うのが大好きで、ちょっとした発明が得意。善良で、ユーモアの持ち主でもあり、そして博學(xué)でもある。桂寶は友だちと一緒に、古今東西、民俗風(fēng)情、天文地理、想像の世界を探検する。ユーモアあふれるスタイル、楽しみながら學(xué)べる內(nèi)容、時代の変化に合った新しいアイデアによって、桂寶は子供たちに深く愛されるだけでなく、保護(hù)者と子供との心をつなぐ架け橋ともなっている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月23日