柴荘遺跡で発見(jiàn)された珍しい形の人身御供の人骨(資料寫真:提供?河南省文物考古研究院)
「この比較的保存狀態(tài)のいい人骨は、甲骨文字の『坎』のような形をしている。こんな風(fēng)に跪いた姿で、しかも甲骨文字の字形と対照させることのできる形で人身御供の人骨が出土することは極めて珍しい」と、柴荘遺跡発掘プロジェクト責(zé)任者の梁法偉氏は語(yǔ)った。新華網(wǎng)が伝えた。
河南省済源市柴荘遺跡の発掘過(guò)程で、考古學(xué)調(diào)査員は遺跡內(nèi)で大量の墓葬及び商(殷)代末期の祭祀に関する遺物を発見(jiàn)し、商?周時(shí)代の社會(huì)形態(tài)と禮制の変遷を研究するために実物資料を提供した。そのうち、ある獨(dú)特な人身御供の事例が考古學(xué)界から注目されている。
首はなく胴體のみで、北の方角を向き、両膝を折って穴の中に跪いており、両手を身體の前で交差させている。梁氏によると、殷墟で出土した甲骨文の記載に基づくと、商朝では祭祀文化が盛んで、古代の人々は「社」や「示」、「壇」などの象形文字を用いて様々な形式の祭祀活動(dòng)を記述していた。そのうち「坎」の字は、人や家畜を穴の中に埋める祭祀方法を表しているという。
これまで、考古學(xué)調(diào)査で発見(jiàn)された人身御供の事例は多くが橫たわった姿をしていた。専門家は、「坎」の字の形通りの祭祀方法は現(xiàn)在のところ考古學(xué)調(diào)査での発見(jiàn)數(shù)が極めて少ないものの、甲骨文における記載と対応するものである以上は、當(dāng)時(shí)普遍的に存在した形式だったのではないかと推測(cè)している。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年4月14日