陣痛開始から約15時間かけて第一子を出産した梁子さんは、「痛くて死にそうで、なかなか生まれなかった」というものの、生まれてきた男の子を見た瞬間、「かわいい!」と感じたという。
子どもを産む前、梁子さんは、大ヒットスマホ向けMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)ゲームの「王者栄耀」にはまっていて、「毎晩、3時間以上遊んでいた」という。しかし、子供ができてからは、「王者栄耀どころか、攜帯を見る時間もない」とし、「生きがいができた」と、気持ちが大きく変化したことを語る。
梁子さんは、「子供というのは、今日は物を摑むことができるようになったかと思えば、次の日には『ママ』と呼んでくれるようになるなど、毎日がサプライズ」とし、「自分が世話する人間が、少しずつ成長していく」ことに育児の最大の達成感を感じるという。「息子は今は真っ白な紙のようで、今後どんな性格になるのか、どんな価値観を持つようになるのかは、全て私の影響を受ける。だから、私もちゃんと自己管理しなければならない。最高の教育はまず両親から始まり、その後、自分の行動を通して子供を教えなければならない。育児の過程で自分も成長できる」と充実感を漂わせる。
梁子さんは、「『母親』というのは、昔のように単に偉大で、何の文句も言わずに子供に全てを捧げるという存在というよりも、子供と一緒に成長できる存在だ」との考えを示した。
「人民網日本語版」2020年4月29日