航空會(huì)社のさまざまな自衛(wèi)手段が旅客の流れを引き戻す
中國民用航空局がこのほど発表したデータによると、今年第1四半期(1-3月)には、航空業(yè)界全體の損失額が累計(jì)398億2千萬元(1元は約15.1円)に上り、このうち航空會(huì)社の損失額は336億2千萬元だった。3大航空會(huì)社の同期業(yè)績データでは、損失額は140億元だ。感染癥による大きな打撃を受けて、航空會(huì)社にとってはキャッシュフローが何よりも重要になっている。
民間航空の専門家である林智傑氏は、「航空會(huì)社が『心のままに週末フライト』や『無限フライト』などの商品を発売したのは、実は下半期の市場を見越してのことだ。市場は楽観を許さず、座席が大量に余ると予想したからこそ、先んじてこのような商品を打ち出した。1人の旅客の限界費(fèi)用は実は100元余りで、飛行機(jī)が飛ぶ時(shí)に乗客が1人増えても、航空會(huì)社は100元ほど余分に費(fèi)用を払えばよく、この商品は設(shè)計(jì)上、利益が出るようにできている。ただビジネス客がグレードを下げて何回も利用した場合は、航空會(huì)社が損をする可能性がある。中國國內(nèi)の他の航空會(huì)社も自衛(wèi)のため、『心のままに』に類似した商品を後追いで発売するとみられるが、感染癥の中で機(jī)運(yùn)に乗じて生まれたこのような商品は、感染癥が収束して航空券の販売狀況が安定すればなくなるだろう」との見方を示した。
感染癥の打撃を受けて、各大手航空會(huì)社は身の丈を低くし、自衛(wèi)策をひねり出さなければならなくなった。過去數(shù)ヶ月間に各社が相次いで「超低価格」の航空券を発売したのは、やむにやまれぬ生き殘り策だった。また各社は輸送力の調(diào)整にも迅速に取り組み、旅客機(jī)を貨物機(jī)に切り替えた。さらに、深セン航空、西部航空、山東航空はライブコマースを取り入れ、廈門(アモイ)航空、四川航空は団體向け料理提供や食品デリバリーサービスも始めた。
民間航空業(yè)の関係者はそろって、「自衛(wèi)と回復(fù)が今の民間航空業(yè)の中心的基調(diào)。旅客の流れが戻り、以前の水準(zhǔn)を回復(fù)するには、まだしばらく時(shí)間がかかるだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年6月29日