メイクアップアーティストの周文娟さん(32)が40代の農(nóng)村女性たちにメイクを施し、そのメイク前と驚くほど美しくなったメイク後の対比が、このところネットで注目を集めている。
女性たちのメイク前とメイク後の寫真(寫真は中國(guó)日?qǐng)?bào)網(wǎng)より)。
周さんは湖南省永州市雙牌県の出身。北京でメイクアップを?qū)Wんだ後、永州市に戻って自分のメイクアップスタジオを開いた。故郷に戻った周さんは、多くの農(nóng)村女性たちが生まれてから一度もメイクをしたことがないことに気づいた。そこで周さんは、農(nóng)村女性たちに無償でメイクを施し、女性たちに自分のより美しい一面を見てもらおうと考えた。
メイクアップアーティストの周文娟さん
周さんによると、最初にメイクをした相手は自分の祖母で、祖母の荒れた肌に觸れた時(shí)、何とも言えない気持ちがこみ上げたという。
しかし、故郷の多くの中年女性たちはメイクに興味はあったものの、試す勇気がなかった。女性たちは周さんの祖母がメイクをした後の姿を見て、ようやく積極的にメイクをしてみたいと言うようになった。
(寫真は中國(guó)日?qǐng)?bào)網(wǎng)より)
ヘアスタイリングからメイクアップまで、必要な時(shí)間は全部でだいたい1時(shí)間半。手は少し疲れてしまうが、村の女性たちが鏡の前で喜び、興奮する様子を見ていると、周さんはそれもすべてやった甲斐があったと感じる。メイクが終わると、周さんは女性たちに一番おしゃれな服を著てもらい、寫真や動(dòng)畫を撮ってあげている。
女性たちのメイク前とメイク後の寫真(寫真は紅網(wǎng)より)。
周さんが一番強(qiáng)く印象に殘っているのは、遠(yuǎn)くから村に嫁いだあるおばだという。そのおばは、自宅で洋服ダンスをひっくり返しても満足のいく服を見つけられなかった。
メイクが終わると、おばは周さんに、「結(jié)婚してからずっと家のことを切り盛りするのに一生懸命で、自分のことを構(gòu)うことも忘れていた。だから何枚か気に入った服を買うことにした。家族のことを大切にすると同時(shí)に、自分のことも大切にしようと思う」と言った。
周さんは、「メイクを予約した女性たちは、私のメイクアップ用品を汚さないようにと、自分の顔をきれいに洗ってくる」と言う。周さんも、自分のささやかな行為によって、女性たちが家族のためだけでなく自分のことも大切にし、生活に対してもっと期待や憧れの気持ちを抱いてほしいと願(yuàn)っている。
周さんは、「夫や息子が出稼ぎに出た後、その場(chǎng)に殘って家を守る妻たちに対して、人々がもっと関心を持つようになってほしい。家族のために一生盡くす女性たちは本當(dāng)に大変。こうした女性たちももっと自信を持ち、もっとすばらしい生活が送れるようになることを願(yuàn)っている」と語(yǔ)った。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年9月1日