「おうち経済」の下、小型家電の快進(jìn)撃が続き、売り上げが爆発的に伸びている。小型家電はどうやって人気者になったのだろうか。分析によると、新型コロナウイルス感染癥対策が常態(tài)化する環(huán)境の中、小型家電はサイズが小さい、取り付け作業(yè)が不要、単価が相対的に安い、オンラインで買えるといった特徴により、ネットの人気者になる素地を備えたのだという。また90後(1990年代から1994年生まれ)や95後(1995年から1999年生まれ)の若い消費(fèi)層の臺(tái)頭や年々増加する一人暮らしの若者も、小型家電が中心的な位置を獲得するよう後押ししたという。
「見た目がよく、容積が小さい小型家電は、一人暮らしの単身者層が増え続ける背景の中で主流のトレンドになるだろう」。家電関連のデータを提供する奧維雲(yún)網(wǎng)の小型家電事業(yè)部責(zé)任者の李■(女へんに亭)さんは、2021年の小型家電業(yè)界のトレンドについて話す中でこのように述べた上で、「一線都市、二線都市で生活する大半の出稼ぎ労働者は、賃貸に住むしろ、自分で家を買うにしろ、居住面積が小さい人がほとんどで、小型家電は場(chǎng)所も取らない上によりスマートなことから、ベストな選択になった。同時(shí)に、國(guó)內(nèi)都市で単身者層が増え続けるのに伴って、一人暮らしの若者が実用性を重んじるため、小型家電をますます選ぶようになった」との見方を示した。
たとえば昨年はインターネットと連動(dòng)した若者向けの小型家電ブランドが、「一人分の食事」に対応した、見た目がよく、トレンドが売りの製品を打ち出し、SNSを通じたマーケティングでトレンドに敏感な若者の心をつかんだ。
こうした新興の小型家電ブランドはトップブランドに一定の影響を與えた。小型家電業(yè)界の筆頭メーカーである美的集団の方洪波會(huì)長(zhǎng)兼総裁は今年の年次総會(huì)で、「美的がなぜ新興小型家電の細(xì)分化された市場(chǎng)チャンスをタイミングよくつかめなかったか反省する必要がある。同時(shí)に、創(chuàng)意工夫に満ちた小型家電の新たなレースでよりフレキシブルになるために、美的はチームを立ち上げており、ペット関連の電器製品やベビー?マタニティ関連の電器製品など細(xì)分化された市場(chǎng)を開拓して、より多くのインターネットの思考やユーザーの思考と融合し、小型家電製品のイノベーション?バージョンアップの歩みを加速させる」と述べた。
広東省仏山市順徳區(qū)にある家電大手の格蘭仕集団は今年の春節(jié)(舊正月、今年は2月12日)の後、動(dòng)畫サイト「bilibili」(ビリビリ)、ショッピング?交流プラットフォーム「小紅書」、Q&Aプラットフォーム「知乎」といった、95後の若者に人気のプラットフォームで「デビューしよう!小型家電のスター軍団」のコーナーを立ち上げ、多機(jī)能一體型朝食メーカー、グリル鍋、離乳食メーカー、赤ちゃん用のミルクウォーマーなど、新興の創(chuàng)意あふれる小型家電製品のPRに力を入れている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年3月19日