中國発展ハイレベルフォーラムの2021年年次総會が20-22日、北京の釣魚臺迎賓館でオンラインとオフラインで同時に開催された。北京大學(xué)新構(gòu)造経済學(xué)研究院の林毅夫院長（北京大學(xué)國家発展研究院名譽院長）はフォーラムに出席した際、「中國がこれからの10年間に毎年5％から6％の経済成長を?qū)g現(xiàn)できれば、2030年には、中國の経済規(guī)模は世界一になるだろう」との見方を示した。中國新聞社が伝えた。

20年の中國経済規(guī)模は初めて100兆元（1元は約16.7円）の大臺を突破し、年平均レートで換算すると、同年の中國経済規(guī)模が世界経済に占める割合は17％を超える見込みだ。

林氏は、「成長は基礎(chǔ)であり、カギであり、経済成長を通じてしか中國のあらゆる問題を解決することはできない。このほど発表されたばかりの第14次五カ年計畫と2035年までの長期目標(biāo)綱要の中で、中國政府は具體的な経済成長率の目標(biāo)を設(shè)定しなかったが、その中から一連の隠れた指標(biāo)や潛在的な指標(biāo)をうかがうことができる」と述べた。

林氏は、「中國には後発の優(yōu)位性が備わり、2020年から2035年まで高度成長を?qū)g現(xiàn)できる見込みだが、必ずしも9％の成長率が必要ということではない。中國は他の問題にも注意しなければならないからだ」としている。

林氏は、「たとえば成長のポテンシャルの発揮、構(gòu)造改革があり、同時に中國には一連の國際社會との約束もある。たとえば2030年までのCO2排出量ピークアウト、2060年までのカーボンニュートラルといった約束があり、所得の不平等の問題も処理しなければならない。すべての解決が必要な問題、実現(xiàn)しなければならない約束は、相応のコストがかかることも意味する。9％の成長のポテンシャルにより中國は5％もしくは6％の経済成長を?qū)g現(xiàn)できる可能性がある」と例を挙げて説明した。

林氏は今後について、「中國がこれからの15年間に毎年5％から6％の経済成長を?qū)g現(xiàn)できれば、2035年には、中國は設(shè)定された成長の目標(biāo)を達成し、平均GDPは2020年の２倍になり、2萬3千ドル（1ドルは約108.7円）に達するだろう」と予測した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月24日