警察犬というのは特に珍しくもないが、しかし警察ネコとなると聞いたことがあるという人はほとんどいないのではないだろうか?四川省成都市にある黃瓦街派出所のアイドルネコ「瓦寶(ワーバオ)」は白と茶、黒の毛色を持つ貓。ワーバオが著ている黒いベストには片方に「人は噛まないニャー」、もう片方には「黃瓦の警察ネコ」とプリントされている。 成都商報が報じた。
「この派出所は古い建物なので、ネズミがたくさんいた。それで、昨年6月に、小動物保護センターからネコの赤ちゃんを1匹引き取った。この派出所で大きくなったと言え、もう1歳になる」と話す警察官の戴成さんによると、ワーバオが派出所に來てから、ネズミを目にすることはなくなったという。
今月14日午前、黃瓦街派出所を取材すると、最初、ワーバオの姿を見つけることができなかった。警察官は、「多分、現(xiàn)場に『出動』しているんだと思うよ」と笑顔で話した。
「出動」という言葉がしっくりくるほど、派出所の警察官たちにとって、ワーバオはすでにすっかり「メンバーの一員」になっている。戴さんは取材に対して、「數(shù)日前、ある女性が攜帯電話を紛失して派出所に來て、監(jiān)視カメラを確認していた。その時、彼女はとても落ち込んだ様子だったものの、ワーバオを見て、抱きかかえ、遊んでいるうちに、気分もだんだん良くなって、冷靜さを取り戻していった」とし、ワーバオはネズミ退治だけでなく、「トラブル解決」にも一役買っていることを教えてくれた。
さらに、ワーバオは「取調(diào)室」に入って來て、警察官と一緒に、「取調(diào)べ業(yè)務を行う」こともあるという?!溉≌{(diào)室には緊張した空気が流れることがある。でも、かわいい仕草を見せるワーバオがいると、その空気が一気に和む」という。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月15日