「白い衣をまとい、長髪をなびかせ、頭には金の髪飾りを付けるその姿は、雪が積もった銀世界でより輝きを放っている」というのは、小説家?金庸の武俠小説に登場する聡明でお転婆な性格の女俠?黃蓉のお馴染みのイメージであり、斉雅茹さん(24)が投稿するショート動畫での自身の姿でもある。彼女は動畫で新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)の各地にある美しい景色をバックに武術(shù)を披露し、ネットで人気を集め、「天山の俠女」と呼ばれるようになっている。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
2021新疆ウイグル自治區(qū)昌吉州アイス?スノーツアー始動セレモニーで武術(shù)のポーズを決める斉雅茹さん(撮影?孫亭文)。
2021新疆ウイグル自治區(qū)昌吉州アイス?スノーツアー始動セレモニーが開催されたスキー場に、赤い衣裝を身にまとった「天山の俠女」が舞い降りて、新疆のアイス?スノーツアーのPRをバックアップした。
斉さんは今年3月から、オンラインプラットフォームで、中國の伝統(tǒng)武術(shù)を披露するショート動畫を投稿し始め、瞬く間に人気を集めている。
新疆ウイグル自治區(qū)塔城(タルバガタイ)地區(qū)沙灣市出身の斉さんは子供の頃から中國伝統(tǒng)武術(shù)をテーマにしたアクション映畫が大好きだったものの、実際に自分がその練習(xí)を始めたのは3年ほど前からだという。21歳から武術(shù)の練習(xí)を始めるというのは決して容易なことではなく、そのため毎日少なくとも2時(shí)間は練習(xí)したという。「一番大変だったのは股割り。始めは、體が硬くて、筋肉を伸ばすととても痛かった。1ヶ月頑張り続け、毎日歯を食いしばって練習(xí)すると、少しずつできるようになった。今も毎朝早く起きて練習(xí)している」と斉さん。
そして、「ある武術(shù)の練習(xí)を紹介した動畫には、1萬人以上が『いいね!』を押してくれた。今はショート動畫の時(shí)代で、私にとっては武術(shù)を披露する舞臺ができた。動畫を通して武術(shù)を披露するだけでなく、新疆の美しい景色やグルメもPRできる」とし、「他の省だけでなく、外國の旅ブロガーが新疆に旅行に來て、動畫を撮影し、美しい景色やグルメを宣伝している。新疆で生まれ育った私にはそれを宣伝する責(zé)任と義務(wù)がある。自分の特技である武術(shù)を活用して新疆を知ってもらいたい。一人でも多く人に新疆に來てもらいたい」と語る。
彼女のショート動畫の多くは、昌吉市西域努爾加スキー場や烏魯木斉(ウルムチ)市の地下鉄?八樓駅、喀什(カシュガル)古城、タクラマカン砂漠、広大な綿畑といった新疆の各人気観光スポットを背景にしている。また、観光スポットの特色に合わせて、撮影する武術(shù)を腿法や剣法、ヌンチャク、太極拳などに変えている。
斉さんのショート動畫共有アプリ「抖音(TikTok)」のアカウントのフォロワー數(shù)は現(xiàn)在、數(shù)萬人に達(dá)し、各ショート動畫にはたくさんのコメントが寄せられている。斉さんは、「多くの人に、武術(shù)に注目するだけでなく、新疆の美しい景色を楽しんもらいたい」とし、動畫を撮影し始めた理由について、「素晴らしい新疆を宣伝するため。新疆の文化、観光資源は豊富で、撮影にぴったりの場所がたくさんある。新疆のあらゆる場所に行って、ネットユーザーに武術(shù)の魅力と美しい景色をPRしたい」と話す。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月13日