牡蠣入りお好み焼きの「海蠣煎」は、福建省廈門(mén)(アモイ)市の地元グルメの一つ。地元の新鮮な牡蠣のほか、サツマイモの粉、卵、葉ニンニクなどで作られている。表面はパリッと焼きあがっているのに対して、中はジューシーで、廈門(mén)生まれのスイートチリソースをかけると、獨(dú)特のうまみが口の中に広がり、とてもおいしい。
福建省の沿海エリアや潮汕エリアで古くから食べられている「海蠣煎」は、今では有名な地元グルメとして知られるようにになっており、そんな地元グルメを味わおうと各地から観光客が押し寄せるようになっている。
また「海蠣煎」は、臺(tái)灣地區(qū)では「蚵仔煎」という名で知られ、代表的な屋臺(tái)料理としても知られている。その作り方は、福建省南部の閩南エリアの作り方に似通っている。歴史的文獻(xiàn)によると、「海蠣煎」は、中國(guó)の明の時(shí)代の軍人で政治家の鄭成功の大軍や福建省、潮汕エリアの人々が臺(tái)灣地區(qū)に移住した際に伝えられたとされている。そして今では海峽両岸の人々が共に好んで食べるグルメとなっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年4月18日