7月1日、ある無人ヘリコプターが河北省豊寧満族自治県500kV承徳北駅?阜康変換所二重回路送電線プロジェクトの黃旗鎮(zhèn)の現(xiàn)場から離陸した。高ペイロードドローンが500kV超高圧送電網(wǎng)インフラの物資輸送に応用されたのは中國初となる。ヘリは離陸から20分後、険しい山に沿い浮上し、山頂でコンクリートで成形した鉄塔基礎(chǔ)の隣に208kgの建材を安定的に吊り下ろし、荷吊り場に戻り空中浮揚(yáng)した。地上の作業(yè)員が梱包しておいた第2弾の物資をスピーディにフックにかけると、すぐに2回目の輸送が始まった??萍既請?bào)が伝えた。
今回の作業(yè)の特殊な環(huán)境は、高ペイロード無人ヘリコプターに活躍の舞臺(tái)を提供した。同送電線プロジェクトは山間部に位置し、地形が複雑で起伏が激しい。従來的なケーブルまたは人や馬による輸送は安全リスクが高く、工期遵守を保証しにくい。國網(wǎng)空間技術(shù)公司空間技術(shù)センタードローン処の程海濤副処長は、「飛行プラットフォームは複雑な地形を直線で通過し、物資を山頂のタワー基礎(chǔ)の位置に運(yùn)べる。安全で信頼性が高くフレキシブルで、地形の制限を受けないといった優(yōu)位性がある。ヘリのローブで吊り下げられる物資には、各種がいし、タワー建材、金具などの物資及び工具?器具が含まれる」と述べた。
今回の作業(yè)に參加したのは中國が獨(dú)自に開発した電力網(wǎng)プロジェクトに特化したSG-400型ヘリだ。同ヘリの翼幅は3.46m、機(jī)體の長さは2.55m。獨(dú)自に研究開発した飛行制御システムとターボシャフトエンジンを採用し、縦列雙回転翼設(shè)計(jì)を通して、雙回転翼の逆方向の回転により反トルクを打ち消し、テールローターを必要とせず、複雑な地形環(huán)境により適している。
同ヘリは獨(dú)自に設(shè)計(jì)した物資接地フックかけ?取り外し方式を持つ。輸送作業(yè)を?qū)g施する際に、地上作業(yè)員が梱包を行い地上に置いた電力物資をロープ末端のフックにかける。ヘリは輸送先で正確投下裝置を利用し、物資の接地後の応力変化に基づき自動(dòng)でフックを解除する。航続時(shí)間內(nèi)に休まず輸送作業(yè)を続け、著陸後の設(shè)備の起動(dòng)?停止による時(shí)間のロスを回避できる。従來の吊り下げ輸送方式より効率を3倍以上高めている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月3日