明るいイエローのスカートにピンクのシャツ、エメラルドグリーンのスラックスなど、今年の夏は、鮮やかな色合いのコーディネートが流行している。こうした著こなしは「ドーパミン?ドレッシング」と呼ばれる。そしてこの「ドーパミン?ドレッシング」というコンセプトも、現(xiàn)在中國で大きな話題となっている。
ドーパミン?ドレッシングの人気ぶりはどれほどのものなのだろうか?微信(WeChat)の指數(shù)によると、今年5月から現(xiàn)在に至るまで、「ドーパミン?ドレッシング」というワードの人気度は上昇の一途をたどっており、5月27日には、その指數(shù)が1億1300萬を超えた。ドーパミン?ドレッシングは、ファッショントレンドを反映しているだけでなく、多くの人にとっては幸福感を高めてくれるファッションとなっている。
「ドーパミン?ドレッシング」というコンセプトを提起したのは、米ファッション心理學(xué)者?ドーン?カレンで、著作の中で、「明るい色は、ポジティブな気分を引き出し、幸福ホルモンの一つ?ドーパミン放出が促進(jìn)される。そうした著こなしを『ドーパミン?ドレッシング』という」と説明している。
以前は黒や白、グレーといったシックな色の服を著ることが多かったという人も、最近は「ドーパミン?ドレッシング」を始め、明るい色の服を著ることで、幸福感を高めようとしている。
事実、色彩心理學(xué)においても色は人の感情、ひいては健康に影響を與えるとされている。研究では、ピンクは筋肉をリラックスさせ、緊張感をほぐすことが分かっている。例えば、寢室に、ピンク色の燈りを燈すライトを設(shè)置すると、溫かみある雰囲気となり、リラックスできる。太陽を連想させるイエローは、落ち込んだ気持ちや自己不信を克服する助けとなるほか、集中して勉強(qiáng)する助けにもなる。そのため、勉強(qiáng)機(jī)にイエローの置物を置いておくのもいいかもしれない。大自然と関係があるグリーンは、イライラしている時に、呼吸を落ち著け、気持ちを安定させ、平常心を取り戻させてくれる色でもある。
ドーパミンのほかにも、幸福感と関係のある神経伝達(dá)物質(zhì)はたくさんある。