中日韓の學(xué)者30人余りが8、9両日に上海師範大學(xué)で開催された「日本軍慰安婦問題の解決に関する中日韓學(xué)術(shù)會議」（主催：上海師範大學(xué)「中國慰安婦問題研究センター」、韓國成均館大學(xué)東亜歴史研究所）に出席した。中韓の學(xué)者は、第2次大戦時の日本軍慰安婦問題の文獻、文書、資料の國連教育科學(xué)文化機関（ユネスコ）「世界記憶遺産」への登録を申請する活動を共同発起し、慰安婦問題に関する國際協(xié)力?交流を一段と強化する方針を表明した。環(huán)球時報が伝えた。

　中國抗日戦爭史學(xué)會會長、中國社會科學(xué)院近代史研究所元所長の歩平氏は開幕式で中國側(cè)を代表して挨拶?！溉毡兢螒闋幹肖沃袊?、韓國の女性に対する性暴力の問題は、戦後の日本の戦爭犯罪に対する裁判で見落とされた罪責(zé)だ。現(xiàn)在の安倍首相を含む日本の右翼勢力と右派政治家が政府の責(zé)任を否認し続けている問題でもある。このため、國連人権委員會およびいくつかの國の議會は1990年代から一連の決議によって、この戦爭責(zé)任を直視して被害者に謝罪するよう日本政府に要求してきた。この問題に対する追及と認識を、人間性の尊重と人権の保護の高みにまで高め、人権、特に女性の人権を踏みにじる行為を各國民と共同で強く非難すべきだ」と指摘した。

　韓國?ニューシスの10日付報道によると、會議に出席した中日韓の學(xué)者は、日本政府と日本軍が軍事性奴隷制度を?qū)g施したことは多くの証拠が証明しているとの認識で一致した。これらの証拠は、中日韓の保管する日本各級政府の大量の文獻、戦時の日本軍の慰安所設(shè)立文書、元日本兵の回想録、被害者の口述資料、歴史の証人の回想録が中心だ。今回の學(xué)術(shù)會議では日本軍が第2次大戦時に慰安婦の強制連行と慰安所の運営に直接関わっていたことを示す証拠が公開された。これには1939年に某中國人が當時上海を占領(lǐng)していた日本軍憲兵隊などから取得した慰安所開設(shè)の行政許可文書や日本軍の女性強制連行への參畫の公文書などが含まれる。いくつかの資料は初めて公開された。中國慰安婦問題研究センター長、上海師範大學(xué)人文學(xué)院長の蘇智良教授は會議で、當時の上海「浦上路慰安所見取り図」（現(xiàn)在の浦東新區(qū)東溝路付近）を公開。蘇教授によると、被害者はすでに高齢で、ここ1カ月余りで中國大陸部では6人の慰安婦制度被害者が亡くなった?，F(xiàn)在、蘇教授の知る大陸部の慰安婦生存者は17人前後しか殘っておらず、こうした被害者へのケアと援助、歴史資料の緊急保存は、すでに最後の時を迎えている。