オフ會自體は、本當に自分が何もしなくても、周りが勝手に盛り上がってくれるので、すごく苦労したということはないですね。単に、開催するまでの連絡や手配が大変なだけで、それもオフ會で周りのメンバーの方が盛り上がっているのを見ると、やって良かったなという思いに変わります。オフ會が始まれば、あとは中國人の方が楽しんでくれているかどうかをチェックするぐらいです。どうしても、中國人は少數(shù)派になってしまうので、そういうときは、僕とか副會長の青木悠くんとかが話しかけて周りの日本人を巻き込んで楽しくおしゃべりするように心がけています。
―――――佐々木さんは、あと1年半で卒業(yè)ですよね。漫研代表として今後何かやりたいと思っていることはありますか?
漫研をもっと充実させて、內容を殘るものにしたいなと思っています。今では多くの人が集まってきてくれて、漫畫?アニメイベントに參加したり、一緒に遊んだり、オフ會に參加したりと、楽しく運営していますが、まだ自分達で何かを作るということはやったことがないんです。だから何かを作るとか、漫畫?アニメのイベント情報を発信したり、もっと日本人と中國人のオタクにとって役に立つコミュニティーとして、みんなに利用してもらえるような場を作りたいですね。あと、今は大まかに全員でオフ會をやってますけど、今後は「ジャンプ」好きな人のオフ會とか、「少女コミック」好きな人のオフ會とか、人數(shù)が増えれば、もっとジャンル化、細分化、多様化もできると思うので、組織立ったサークル作りをしたいと思ってます。
現(xiàn)在、北京で唯一の漫畫系サークルを主催している人物ということで、どれだけすごいオタクの方が現(xiàn)れるのかと思いきや、実際に現(xiàn)れた佐々木さんは、今時のファッションに身を包んだ若者で、しかもバスケやサッカーを楽しむスポーツ好きの青年だった。自宅の部屋を拝見させてもらうと、機の周辺にも一切漫畫は置かれておらず、本棚には経済や哲學、心理學の本が並び、來年受験するというToeicの參考書が機の上に山積みになっていた。漫畫?アニメは大好きだけど、今やるべきことはきっちりやるというスタンスを持って、物事を冷靜に分析して実行するタイプのようだ。「個人的に中國人との交友関係を築きたくて立ち上げた漫畫研究會が、今ではささやかながらも一種の日中交流の場になっていることが嬉しい」と語る佐々木さんのクールな表情の裏にある、熱く優(yōu)しい一面が頼もしく感じられた。このような青年がいとも簡単に國籍などを超えて未來の日中関係の架け橋になってくれるのではないかと期待せずにはいられない。
プチアンケート
●出身地 東京都
●中國滯在歴 5年半
● 中國の食べ物で一番好きなもの マクドナルド
●中國にあって日本にないもの
土地、人口の多さ、どこにでもある屋臺
●中國に來て感じた中國人と日本人の違い
他人と身內に対する境界線の引き方。
●中國人の若者と日本人の若者の違い
將來に対して、中國人の方が必死で真剣。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月14日
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