2013年12月の時(shí)點(diǎn)で、中國で攜帯を利用したネットユーザーは5億人に達(dá)し、12年末より8009萬人増加した。また、ネットユーザーのうち、攜帯利用者が占める割合も、12年年末の74.5%から81.0%に上昇した。このように、ネット市場がパソコンからモバイル端末に移行している現(xiàn)在、紙メディアは生き殘りをかけた厳しい戦いを余儀なくされている。
インターネット発展の初期段階でも、従來の紙メディアがポータルサイト開設(shè)への移行を迫られた。そして現(xiàn)在、ポータルサイトや紙メディアはモバイル化のスタートラインに立たされている?,F(xiàn)在、中國の各新聞?雑誌はその優(yōu)位性を十分に活用しており、影響力ある一部の新聞?雑誌は、先進(jìn)國並みのモバイル化を進(jìn)めている。そして、「中國産」である微博(ウェイボー)や微信(ウィーチャット)は多くの利用者を抱え、微信に至っては海外でも利用者を伸ばすなど、メディアにグローバル化されたプラットホームを提供している。
しかし、統(tǒng)計(jì)結(jié)果やランキングを分析してみると、中國の紙メディアのモバイル化には課題も殘っている。武漢大學(xué)(湖北省)信息管理學(xué)院、新聞?伝播學(xué)院の沈陽?教授は、「現(xiàn)在、中國の紙メディアには、モバイル化の『格差』が生じている?!亥博`トキーパー』も十分な役割を果たせておらず、表題が注目を集めるという狀態(tài)。また、デマなどの情報(bào)も侵入しやすく、利益を確保する方法も定まっていない?!何⑿拧护取何⒉护为?dú)占狀態(tài)も解決が急務(wù)な問題」と指摘している。
コピーや盜作の橫行といった問題に関して、沈教授は、「海外の経験を模範(fàn)にし、著作権の保護(hù)という問題を絶対に解決しなければならない。質(zhì)の高いコンテンツを作り出すため、良いモバイル商品の知的財(cái)産権保護(hù)を強(qiáng)化しなければならない」との見方を示している。
各紙メディアは自身の発行量や規(guī)模、経済的実力などに基づいて、的を絞ったモバイル化を進(jìn)めなければならない。ソーシャル?ネットワーキング?サービス(SNS)やソーシャルメディア、モバイルメディアなどが臺頭するにつれ、従來のメディアは、できるだけ早く安定したモバイル化の方向を定めることが重要だ。専門チームの育成も重要で、モバイル化の発展が安定期に入ってからでは、大きなコスト負(fù)擔(dān)を抱えることになる。
沈教授は、「省級の共産黨委員會(huì)の機(jī)関紙の中には、まだ微博の公式アカウントを開設(shè)していない所もある。中國全土のメディアがそこで連攜して世論を把握している時(shí)に、この點(diǎn)で遅れを取れば、ソーシャルメディアの発展について行くことができない」と指摘し、「この點(diǎn)で遅れているなら、微博や微信の公式アカウント開設(shè)、ニュース配信などの分野に進(jìn)出できる。方向性がはっきりし、基礎(chǔ)が築けているならアプリを自主開発することもできる。ただ、一定のリスクも抱えることになる」との見方を示している。
モバイルへの移行は、紙メディアにとって、課題であると時(shí)に、チャンスでもある。ポータルサイトの膨大なユーザーやインターネット技術(shù)といったメリット、紙メディアが長年かけて作り上げてきたブランド力、培ってきたコンテンツ制作力などを活かすことができるのだ。沈教授は、「いかに優(yōu)位性を発揮し、長所を伸ばして短所をカバーするか、そしてモバイル化をいかに急速に進(jìn)められるかが、新メディアと従來のメディアの勝負(fù)を分ける。モバイル化への移行は時(shí)代の流れで、紙メディアはモバイルメディアプラットホームを活用するべき。そして、ビックデータの運(yùn)用を重視し、その優(yōu)位性を存分に発揮し、コンテンツを豊富にすることで、明るい未來を確保しなければならない」と提案している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月21日
このウェブサイトの著作権は人民日報(bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386