同氏はさらに、「今回の微信支付との提攜モデルには、主に二つの種類がある。まず1つ目は、王府井百貨の実店舗のレジ、一部の専門カウンターで、微信を利用し商品の支払いを行うというもの。もう1つは、王府井百貨の微信アカウントにアクセスし、商品を選択しそのまま微信で支払いを終え、専門カウンターのある実店舗で商品を引き取る、という方法だ」と語(yǔ)った。つまり消費(fèi)者は売り場(chǎng)でショッピングをする時(shí)に、微信を搭載した端末だけを持っていればいいことになる。同氏は、「當(dāng)社は將來(lái)的に宅配事業(yè)を整え、モバイル端末利用者への販売に備える」と述べた。

　微信支付はこれまでに、天虹売場(chǎng)などの大型百貨店に進(jìn)出しているが、オンライン?オフラインの會(huì)員カードの機(jī)能をリンクさせることに専念しており、直接的な決済は実現(xiàn)していなかった。消費(fèi)者はオンラインでプリペイドカードを購(gòu)入し、実店舗の天虹売場(chǎng)で商品を購(gòu)入するしかなかった。

　微信は以前、チェーン百貨店「上品折扣」と提攜し、オフラインの「スキャン決済」というサービスを提供していた。このような光景は、地下鉄內(nèi)の自動(dòng)販売機(jī)にも見(jiàn)られる。

　◆微支と支付寶、O2O市場(chǎng)を爭(zhēng)奪

　微信は2013年9月に、正式にO2O（オンラインとオフラインの融合）市場(chǎng)に進(jìn)出、「微信取引先會(huì)員カード」を通じ、微信は膨大なオフライン市場(chǎng)に変化をもたらそうとした。この會(huì)員カードにはチャージ、ポイント獲得、割引などの機(jī)能がある。レストラン、売り場(chǎng)、カラオケ店などのオフラインの店舗は、オンラインで消費(fèi)者とつながりを持つことができる。

　テンセント?Eコマースのデータによると、2013年通年で3000萬(wàn)人以上のユーザーが約5000萬(wàn)枚の「微生活會(huì)員カード」を取得した。同カードは通年で、微信端末により延べ1億1000萬(wàn)回使用された。