中國気象局応急減災?公共サービス司の陳振林司長は28日、「花火?爆竹を集中的にする期間に、PM2.5の1時間毎の濃度はピーク値に達しやすい。市民は出來る限りすることを控えて欲しい」と表明した。中國新聞社が伝えた。

　陳司長は、中國気象局の記者會見に出席した際に、上述した発言をした。陳司長は、「北京?天津?河北省の環(huán)境気象予報警戒センターは、2006?2013年の北京市の大気成分の濃度を観測した資料を使い、花火?爆竹をすることが北京の大気品質(zhì)に與える影響を分析した」と語った。

　分析によると、春節(jié)期間に北京の市街地でする花火?爆竹は、PM2.5の濃度を大幅に高める。統(tǒng)計データによると、舊暦の大晦日から1月1日の早朝、舊暦の1月15日夕方から16日早朝、舊暦の1月5日の夕方から6日早朝は、花火?爆竹を集中的にする期間だ。この期間に北京市街地のPM2.5の1時間毎の濃度が急激に上昇し、ピーク値に達する。

　2012年の舊暦の大晦日、北京市街地の0?1時のPM2.5の濃度は1486μg/m3に達し、1時間內(nèi)に1100μg/m3も上昇し、短期間內(nèi)に深刻な大気汚染が発生した。

　花火?爆竹をすることでPM2.5の濃度に與える影響は、気象條件と密接に関連している。2006?2013年の集中的にする日のうち、風が弱かった日は計9日で、PM2.5のピーク値が600?1000μg/m3に達した。陳司長は、「2013年の舊暦の1月14日から19日まで6日連続で煙霧が発生したが、これも同じ原因であった」と指摘した。

　中央気象臺は、「春節(jié)期間中、舊暦の1月2日まで中東部地區(qū)は汚染物質(zhì)の拡散に不利な気象條件となるため、一部地區(qū)では霧や煙霧が発生する可能性がある」と発表した。そのうち北京地區(qū)は舊暦の大晦日から1月1日にかけて風が弱まり、大気中の汚染物質(zhì)の拡散にとって不利となるため、花火?爆竹をするのに適していない。國家気象センター天気予報室の王秀文氏は、「北京市民は今年の春節(jié)に、爆竹を出來るだけ控えるべきだ」と提案した。（編集YF）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年1月29日