中國を訪問中のロシアのシルアノフ財(cái)務(wù)相は3日、ロシアと中國が信用格付け機(jī)関の共同設(shè)立に合意したことを明らかにした。中露の合資プロジェクトの格付けから始め、評(píng)価を得た後、國際舞臺(tái)に乗り出す。世界のメディアは4日、このニュースを一斉に報(bào)道し、設(shè)立される機(jī)関の詳細(xì)に注目が高まっている。ドイツの週刊誌「デア?シュピーゲル」は、中露の共同格付け機(jī)関設(shè)立は、米國の格付け機(jī)関の世界獨(dú)占を揺るがすものと分析している。「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

4日のドイツ紙「ディ?ヴェルト」は、モスクワと北京が西側(cè)の金融面での支配的地位に攻勢(shì)を強(qiáng)めているとし、中露の共同機(jī)関の設(shè)立は、中露と西側(cè)の格付け條件を?qū)澋趣趣工毪猡韦葓?bào)道した。中國にはすでに、信用格付けでの長(zhǎng)年の経験がある。両國は今後、米ドルへの攻勢(shì)などの金融措置での連攜を強(qiáng)めていく見込みだ。4日の「デア?シュピーゲル」は、ロシアと中國がこれまでに、スタンダード＆プアーズとムーディーズ、フィッチの格付け機(jī)関大手3社を何度も批判してきたことを紹介した。スタンダード＆プアーズのロシアのソブリン格付けは4月下旬、クリミア事件を契機(jī)にジャンク級(jí)の一つ上にまで引き下げられた。ロシアの政府関係者はこれを「政治的な意図に基づくもの」と非難したが、スタンダード＆プアーズは否認(rèn)している。

中露両國がいかに共同設(shè)立を進(jìn)めるかにも注目が集まる。ロシア紙「コメルサント」によると、設(shè)立に參加するのは、ロシア側(cè)はRusRating JSC、中國側(cè)は大公國際資信評(píng)価有限公司。RusRating JSCのザイツェフ総裁は、中國側(cè)パートナーとロシア政府の支援を希望し、新會(huì)社の投資配分などの協(xié)力の詳細(xì)を中國の同業(yè)者と6月中に話し合う予定だと語った。もう一つ重要なのは、アジアやアフリカ、米大陸の潛在的なパートナーをいかに募るかという問題だ。ロシアのビジネス紙「RBC DAILY」によると、格付け機(jī)関は、ロシアのRusRating JSC、中國の大公、米國のEgan-Jones Ratingの共同出資で設(shè)立される。ザイツェフ総裁は6月20日か23日に中國側(cè)の相手と會(huì)い、すべての詳細(xì)を検討?調(diào)整し、今後10年のロードマップに調(diào)印する。中國側(cè)の大公も北京で同様の會(huì)議を開くことになっている。だがロシアメディアによると、スタンダード＆プアーズが1500人の大所帯であるのに比べ、RusRating JSCの規(guī)模はいかにも小さく、社員は18人、アナリストは8人しかいない。とは言えRusRating JSCの意気込みは大きく、今後10年で國際格付け市場(chǎng)の30％のシェアを獲得し、米國の格付け機(jī)関大手3社が世界市場(chǎng)の95％を握る獨(dú)占狀況を打破するとしている。だが大公から見てもRusRating JSCは釣り合いの取れた相手とは言えない。大公は1994年に設(shè)立され、2013年6月には歐州の株式市場(chǎng)の承認(rèn)を得て、毎年5千以上の顧客に格付けサービスを提供している。ロシアの専門家のサミエフ氏は、中國とロシアによる格付け機(jī)関の設(shè)立は、中國側(cè)がロシア側(cè)の數(shù)倍という雙方の規(guī)模の差を考えれば、有機(jī)的な融合には至らないのではないかと指摘する。中國側(cè)の大公は世界レベルに達(dá)しているが、RusRating JSCはロシア市場(chǎng)でも3％のシェアしかない。共同格付け機(jī)関の比率やビジネス戦略決定體制がどうなるのかは予想が立てにくい。