四川衛(wèi)視の「一泊二日」は超低視聴率だった

2014年、中國(guó)では少なくとも韓國(guó)の人気バラエティ番組のリメイク版が11番組放送されている。湖南省の衛(wèi)星テレビ「湖南衛(wèi)視」や上海の衛(wèi)星テレビ「東方衛(wèi)視」のほか、湖北省や貴州省、重慶市などの衛(wèi)星テレビでは、韓國(guó)発のバラエティ番組が視聴率の「救世主」となっている。ただ、「韓國(guó)発」であれば何でもいいというわけでは決してなく、その成功はやはり中國(guó)側(cè)のスタッフの努力にもかかっているようだ。千山晩報(bào)が報(bào)じた。

昨年、オーディション番組「私は歌手だ」や蕓能人の「パパ」が子供と旅行に出かける番組「パパ、どこ行くの？」が高視聴率を記録し、「韓國(guó)発」の味をしめた「湖南衛(wèi)視」は今年も、同2番組の第2シーズンの放送を始めたほか、4月からは韓國(guó)の人気バラエティ番組「花よりお姉さん」のリメイク版「花児與少年」の放送を開始。蕓能人が軍隊(duì)に入隊(duì)して訓(xùn)練を受けるリアルバラエティ番組「本物の男」の放送も決まり、今年はまさに「韓國(guó)イヤー」となっている。

これまで歐米のバラエティ番組が好きだった「東方衛(wèi)視」も、この韓流ブームに乗っかり、昨年の年末から今年の初めにかけて、韓國(guó)の人気番組「不朽の名曲」のリメイク版を放送し、今年の下半期も放送が続く。また、浙江省の衛(wèi)星テレビ「浙江衛(wèi)視」では、韓國(guó)の人気番組「スーパーマンが帰ってきた」のリメイク版「パパが帰ってきた」が放送中であるほか、韓國(guó)SBSの超人気バラエティ番組「Running Man」のリメイク版の放送も決まっている。

ただ、「韓國(guó)発」であれば何でも売れるというわけでは決してない。例えば、重慶の衛(wèi)星テレビ「重慶衛(wèi)視」で放送されたオーディション番組「中國(guó)夢(mèng)工場(chǎng)」や四川省の衛(wèi)星テレビ「四川衛(wèi)視」の「一泊二日」の視聴率は慘敗だった。

つまり、「韓國(guó)発」というだけで、高視聴率が期待できるわけでは決してないのだ。その點(diǎn)、制作會(huì)社「世煕伝媒」の劉熙晨?董事長(zhǎng)は、「韓國(guó)のバラエティ番組から、中國(guó)は番組制作の技術(shù)や理念を取り入れている。しかし、1つの番組が成功するかは、中國(guó)側(cè)のチームが中國(guó)に合わせた?jī)?nèi)容に変えられるかにかかっている。例えば、韓國(guó)では他のバラエティ番組と視聴率がそれほど変わらない『パパ、どこ行くの？』や『私は歌手だ』が中國(guó)で超高視聴率になっているのは、中國(guó)で現(xiàn)在最強(qiáng)の制作チームが作っているから」との見方を示す。

また、現(xiàn)在、中國(guó)で韓國(guó)発の番組が急増している原因に関して、「韓國(guó)の番組が中國(guó)に進(jìn)出する際、まず始めに中國(guó)の衛(wèi)星テレビ最大手『湖南衛(wèi)視』と提攜した。そして、驚異的な視聴率を記録すると、業(yè)界內(nèi)で大ブームとなった」とし、「毎年フランスカンヌで開催される映像コンテンツ國(guó)際見本市『MIP』では、今でも歐米の番組が主流。韓國(guó)の番組はその地位を揺るがす存在にはなっていない。そのため、この『韓流ブーム』は1年ほどで過ぎ去るだろう」と予測(cè)している。

ある専門家は、「韓國(guó)も海外のバラエティ番組を輸入し、オリジナルを制作できるまでに15年かかった。中國(guó)もオリジナルの番組を作るために一層努力を払わねばならない」と指摘している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年6月13日