日本の共同通信などの報(bào)道によると、日本政府が國(guó)際原子力機(jī)関（IAEA）に提出した報(bào)告にプルトニウム640キロの報(bào)告漏れがあった。報(bào)道は、核弾頭80発を製造できる量であり、國(guó)際社會(huì)の疑念と懸念を招くとした。関係者は「日本政府はIAEAにありのままに報(bào)告しなければならない。さもなくば國(guó)際社會(huì)の信用を失い、全世界の強(qiáng)い非難にもさらされる」と指摘した。

　6月9日夕方、日本各地の民衆(zhòng)400人近くが小雨の中をおして首相官邸前に集まり、憲法解釈の変更による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)という安倍內(nèi)閣の試みに反対の聲を上げた。還暦を過ぎた女性、櫻井さんは人民日?qǐng)?bào)の記者に「日本が原発再稼働を堅(jiān)持する目的は、核兵器保有をあきらめたくなく、核武裝という『悲願(yuàn)』を果たすためだ。同盟國(guó)の米國(guó)でさえ、日本がこれほど大量の核物質(zhì)を保有していることに日増しに懸念を見せ、核物質(zhì)の返還を要求している」と語(yǔ)った。

　櫻井さんは「現(xiàn)在世界では少なからぬ國(guó)々が原発依存からの脫卻を図っている。國(guó)土が狹く、地震や津波といった自然災(zāi)害もしょっちゅう起きる日本のような國(guó)にとって、原発推進(jìn)の危険性は言うまでもない。このため原発再稼働を図る日本政府の行為には疑問を抱かざるを得ない。深く考えれば分かることだが、日本政府の原発再稼働の重要な目的は、核兵器製造に使用するプルトニウムなどの核物質(zhì)を得ることにある。日本政府は核物質(zhì)の報(bào)告漏れについて、全世界にはっきり説明しなければならない」と語(yǔ)った。

　日本は現(xiàn)時(shí)點(diǎn)でプルトニウム45トンを保有している。これは核爆弾5500発を製造できる量で、非核保有國(guó)として最多であり、民生用の需要を遙かに超えている。

　日本の村田信彥?元?dú)叭招侣勆珩v獨(dú)記者は人民日?qǐng)?bào)の取材に「日本は1976年6月には核拡散防止條約を批準(zhǔn)したが、このほど暴露されたプルトニウム640キロの報(bào)告漏れは、同條約に明らかに違反する行為だ。日本政府はこの問題を『単純な報(bào)告漏れ』として処理しようとしているが、実際の狀況は非常に深刻だ」と指摘。「すでに日本の少なからぬ政治家や自衛(wèi)隊(duì)員が日本の核武裝推進(jìn)に言及している。安倍政権の真の意図は『日本の核武裝実現(xiàn)』だ」と語(yǔ)った。

　「村山談話を継承し発展させる會(huì)」の藤田高景理事長(zhǎng)は人民日?qǐng)?bào)の取材に「日本政府は福島第1原発事故後、原発再稼働が困難であることをよく分かっていながら、IAEAに『虛偽報(bào)告』を提出したことについて、非難を免れ得ない。今回の『報(bào)告漏れ』が起きたのは、日本政府が原子力関連情報(bào)についてずっと透明性を欠くことに原因がある。日本政府はIAEAにありのままに報(bào)告しなければならない。さもなくば國(guó)際社會(huì)の信用を失い、全世界の強(qiáng)い非難にもさらされる」と指摘した。