中國は頚椎外科の分野で新たな進展を?qū)g現(xiàn)した。四川大學華西病院が18日に発表した情報によると、初の國産頚椎人工椎間板を使った手術(shù)が10日に行われた。これにより同分野における歐米の獨占が打破された。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

頚椎癥は頚椎の長期的な疲弊、骨過成長、椎間板ヘルニア、靱帯肥厚といった現(xiàn)象により、頚部脊柱、神経根、椎動脈が圧力を受けることによって生じる。伝統(tǒng)的な頚椎癒合手術(shù)ならば、頚椎椎間板ヘルニアを治療できるが、術(shù)後は長期的に頚部を動かすことができず、頚椎全體の運動機能が低下するといった問題がある。

同病院整骨科の劉浩教授は10年前、海外から人工椎間板置換術(shù)を?qū)毪?、?chuàng)生集団と7年間の取り組みを経て、中國人に適した人工椎間板を共同開発した。

劉教授は、「輸入人工椎間板は歐米人の頚椎の構(gòu)造に基づき設(shè)計されており、中國人患者の2?3割が使用に適していない。これは置換術(shù)の効果に影響を及ぼす事が多い」と指摘した。

劉教授が率いる研究チームは、中國人の特殊な頚椎サイズに基づき、中國人に適した製品を開発した。同病院は6月10日、初の國産人工椎間板による置換術(shù)を?qū)g施した?；颊撙涡g(shù)後の経過は良好で、頚部の簡単なリハビリ運動も可能だった。

國産化された人工椎間板は、チタン合金や高分子ポリエチレンなどの材料を使用している。ドイツの検査センターでの検証結(jié)果によると、その耐摩耗性は多くの輸入製品を上回った。

中國國內(nèi)で流通している輸入人工椎間板の価格は約6萬元（約98萬4000円）に達するが、國産化の実現(xiàn)でその価格は半額以下になる。劉教授は、「これは輸入製品の値下げを迫り、中國人患者に利益をもたらす」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月23日