七七事変（蘆溝橋事件）勃発から77年目を迎えるにあたり、人民網(wǎng)日本語版は「我認(rèn)識(shí)的鬼子兵」（私が知る日本兵）の著者で、長(zhǎng)年盧溝橋事件を體験した人々に直接會(huì)って取材をしてきた中國(guó)の作家?方軍氏（中國(guó)作家協(xié)會(huì)作家）を招きし、盧溝橋事件の歴史や事件を?qū)g際に體験した人々について語っていただきました。

盧溝橋事件の全過程を示す4枚の寫真

司會(huì)者：盧溝橋事件にかかわる多くの寫真をお持ちいただきました。ネット利用者の皆さんにご紹介いただけますか。

　方軍：盧溝橋事件の寫真で皆さんに紹介したいものが4枚あります。事件の全過程を物語る4枚です。まずこの寫真は、盧溝橋事件1週間前に日本軍が航空撮影したもので、これが盧溝橋です。日本軍の航空兵によるこの寫真の撮影後、盧溝橋事件の計(jì)畫が決定されたのです。日本軍はこの付近で演習(xí)中に兵士が行方不明になったと主張し、町での捜索を行いました。日本軍の本當(dāng)の目的は、重要な軍事的な要所である宛平の町から中國(guó)人を追い出すことにありました。端にあるのが鉄道で、こちらが盧溝橋、下が永定河です。當(dāng)時(shí)の永定河は流れが急でした。

　日本軍に話を戻しましょう。日本軍が盧溝橋事件を起こしたことを、多くの學(xué)者は偶然だと主張していますが、それは違います。日本軍には完全な準(zhǔn)備がありました。日本には宛平県城の軍事地図もありました。ここには一文字山という山があり、日本軍は、事件の5日前にこの山に5基の大砲を備え付けたと自ら主張しています。宛平県城の東側(cè)の城壁を爆破したのはこの5基の大砲です。ところが中國(guó)軍にとっては寢耳に水でした。この歴史はきちんと覚えておかねばなりません。

　2枚目の寫真も事件勃発前のものです。當(dāng)時(shí)、中國(guó)側(cè)の29軍の兵士と中國(guó)侵略日本軍はにらみ合いを続け、どちらも譲りませんでした。盧溝橋事件の勃発には、4つの不平等條約の影響が働いています。第一に辛丑條約（北京議定書）。1900年、8カ國(guó)連合軍が北京を攻めた際、日本軍による北平（北京市舊稱）駐留を認(rèn)める規(guī)定がなされました。第二に1933年に結(jié)ばれた塘沽協(xié)定。これも不平等條約です。第三に1935年5月に結(jié)ばれた何梅協(xié)定（梅津?何応欽協(xié)定）。第四に1935年6月に結(jié)ばれた秦土協(xié)定（土肥原?秦徳純協(xié)定、チャハル?yún)f(xié)定としても知られる）。これらの不平等條約によって、29軍は國(guó)旗を掲げることも許されていませんでしたが、中國(guó)人兵士は諦めてはいませんでした。

　3枚目は盧溝橋事件のものです。北京を守る29軍は10萬人に及びましたが、様々な原因によって1萬人の敵に打ち勝つことができず、敗走を余儀なくされました。日本兵は銃や刀を持ち、自らの旗を掲げ、盧溝橋を攻めました。これを通じて中國(guó)を攻め、さらに広い地域への拡大を目論みました。