日本は5日、2014年版防衛(wèi)白書(shū)を発表する。環(huán)球時(shí)報(bào)の記者は4日午後、東京の記者クラブに駆けつけ、防衛(wèi)白書(shū)に関する防衛(wèi)省の內(nèi)部ブリーフィングに參加した。鈴木敦夫?防衛(wèi)政策局次長(zhǎng)、佐々木智則?防衛(wèi)白書(shū)作成事務(wù)室長(zhǎng)によるこのブリーフィングは、記者に內(nèi)容の一部を伝えたものの、5日の閣議で防衛(wèi)白書(shū)が正式に了承されるまでは公表しないよう求めた。會(huì)場(chǎng)全體がいわくありげな雰囲気に包まれ、撮影も録音も禁じられた。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。
防衛(wèi)白書(shū)は5日の閣議に報(bào)告される。したがって4日のブリーフィングで明かされた?jī)?nèi)容は、まだ「未定の狀態(tài)」にある。防衛(wèi)省は謎めいた様子で防衛(wèi)白書(shū)の作成を進(jìn)めたが、早くも半月前には白書(shū)の概要と一部?jī)?nèi)容が日本メディアによって明らかにされた。
NHKは7月17日、防衛(wèi)省がまとめた防衛(wèi)白書(shū)の概要について報(bào)道した。これによると概要は、中國(guó)が2013年11月に東中國(guó)海の広い範(fàn)囲に防空識(shí)別圏を設(shè)定したことについて「事態(tài)をエスカレートさせ、衝突を招く危険がある」と指摘して、「強(qiáng)い懸念」を表明。さらに「中國(guó)は東中國(guó)海および南中國(guó)海の問(wèn)題で大きな野心を示し、自らの主張に基づいて、國(guó)際法および國(guó)際秩序を顧みず、武力による現(xiàn)狀変更を企て、周辺地域に圧力を加えている」としたほか、中國(guó)の軍事費(fèi)が26年間で40倍に増加したことに「強(qiáng)い懸念」を表明。これらを踏まえて「日本を取り巻く環(huán)境は一層悪化している」と強(qiáng)調(diào)するとともに、「安倍政権はこの変化に基づき、憲法解釈を変更して集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)の閣議決定を行った」と説明した。
共同通信も17日の報(bào)道で、防衛(wèi)白書(shū)の一部?jī)?nèi)容を明らかにした。これによると白書(shū)は今年5~6月に數(shù)回起きた中國(guó)軍機(jī)による自衛(wèi)隊(duì)機(jī)への「異常接近」に言及。朝鮮の核問(wèn)題については、朝鮮の最高指導(dǎo)者?金正恩氏が體制維持に不可欠の抑止力として核開(kāi)発を推進(jìn)しているとの認(rèn)識(shí)を示した。クリミア半島がロシアに合併された事については「現(xiàn)狀変更を強(qiáng)行する行為は同時(shí)にアジアなどに影響する世界的な問(wèn)題だ」とした。
集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)も今回の防衛(wèi)白書(shū)の大きな重點(diǎn)だ。防衛(wèi)白書(shū)は憲法解釈の変更によって集団的自衛(wèi)権の行使を容認(rèn)した安倍政権の閣議決定について記したほか、米軍普天間基地に配備された新型輸送機(jī)オスプレイが昨年11月のフィリピンの臺(tái)風(fēng)災(zāi)害時(shí)に投入されたことに言及し、災(zāi)害時(shí)にオスプレイを効果的に活用できることを強(qiáng)調(diào)した。
日本政府は1970年に初めて防衛(wèi)白書(shū)を発表。1976年からは毎年発表している。2014年版防衛(wèi)白書(shū)は40冊(cè)目ということになる。日本の安保狀況を記し、防衛(wèi)政策を説明するこの政府文書(shū)において、近年「中國(guó)」という言葉が中心、重點(diǎn)となっている。2009年版防衛(wèi)白書(shū)は中國(guó)の國(guó)防政策および軍事動(dòng)向を「懸念事項(xiàng)」と位置づけ、2011年版では東中國(guó)海、南中國(guó)海での中國(guó)の活動(dòng)に初めて「覇権主義」の名を冠した。2012年版では中國(guó)に軍事費(fèi)の透明性を高めることを要求し、2013年版では「日本を取り巻く安全保障環(huán)境は厳しさを増している」との危機(jī)的表現(xiàn)を初使用。日本の防衛(wèi)白書(shū)はすでに「中國(guó)脅威論」を誇張する「シリーズ?叢書(shū)」になっていると言える。そして今回の白書(shū)では中國(guó)関連の刺激的な內(nèi)容がさらに増える。
中國(guó)の日本問(wèn)題専門(mén)家は「日本の國(guó)內(nèi)では、安倍氏は首相に返り咲いて以來(lái)、中國(guó)関連の內(nèi)容を毎年増やし、防衛(wèi)白書(shū)の『効き目』を極限まで発揮して、自らの野心を一歩一歩実現(xiàn)しようとしている。日本は集団的自衛(wèi)権行使の正念場(chǎng)にあり、安倍氏は白書(shū)を通じて『中國(guó)の脅威』の誇張を強(qiáng)化し、民衆(zhòng)とメディアを惑わし、抵抗を弱めることをなおさらに望んでいる。対外的には、日本は『中國(guó)脅威論』を誇張することで、『同病相憐れむ』國(guó)々を抱き込み、中國(guó)封じ込めの陣営を構(gòu)築するとともに、『中國(guó)の一方的な力による現(xiàn)狀変更』と訴えることで、世界各地でいわゆる『積極的平和主義』を売り込むことができる」と指摘している。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年8月5日
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