ソウル中央地方裁判所で15日、産経新聞の加藤達也?前ソウル支局長の樸槿恵（パク?クネ）韓國大統(tǒng)領(lǐng)に対する名譽毀損訴訟の初審理が行われた。同法院は事件の直接の関係者として鄭潤會（チェ?ジュンフェ）氏に証人として來月19日に出廷するよう求めた。中國新聞網(wǎng)が韓國連合ニュースの報道として伝えた。

報道によると、加藤氏は今年8月3日に発表した「樸槿恵大統(tǒng)領(lǐng)が旅客船沈沒當(dāng)日、行方不明に…誰と會っていた？」という見出しの記事で、樸大統(tǒng)領(lǐng)は「セウォル號」沈沒事故発生當(dāng)日、かつて自身の秘書室長を務(wù)めていた鄭潤會氏と一緒にいたと伝え、2人を戀人のように描寫して韓國のある民間団體に名譽毀損で訴えられていた。

鄭潤會氏はこれに先立ち検察側(cè)に対して、「セウォル號」沈沒事故當(dāng)日、友人と晝食をとって自宅に戻っており、加藤氏が相応の処罰を受けることを希望すると語っていたため、韓國の検察は鄭潤會氏を出廷させ、証言を聞くことを決めた。

加藤氏の弁護士は裁判所に対して、青瓦臺が「セウォル號」沈沒事故當(dāng)日に樸大統(tǒng)領(lǐng)に隨行していた秘書を特定し、本人が出廷して証言するよう求めた。これに対して韓國検察は、青瓦臺秘書室長は事故當(dāng)日、樸大統(tǒng)領(lǐng)が青瓦臺にいたことをこれまで何度も國會で証言しており、また大統(tǒng)領(lǐng)の隨行秘書を事実でない報道のために法廷で証言させることは國政運営にとって好ましくない先例になる可能性があるとして弁護側(cè)の要求を拒否した。

この日、日本メディアの記者50人以上が同裁判所に詰め掛けた。同案件の次の審理は、現(xiàn)地時間の19日午後2時に行われる。（編集YH）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月16日