以下、記者と藤木氏の一問一答。
記者:中國でコーチになった理由は?
藤木麻祐子氏(以下、「藤木」):中國のコーチになると決心する前に、中國側(cè)の関係者やコーチと話をした。その時、彼らが求めていることが、私のやりたいことと一致すると感じた。それまでずっと、私は中國チームに注目していた。中國チームのために、私に何かできるのではないかと感じ、チームをより強くしたいと思った。
記者:かつて中國代表チームを率いた井村雅代氏も日本人だが、あなたと井村氏のコーチ方法には、どのような違いがあるのか?
藤木:トップレベルのチームを率いるコーチはすべて、ユニークな面を持っている。井村先生は大変伝統(tǒng)的な、技術(shù)を主眼に置くコーチだ。私も日本人だが、早くに日本を離れ、歐米に出た。私は、選手たちに技術(shù)面で特に厳しいことは言うタイプではないが、決して選手に対する要求が低いという訳ではない。
記者: 2012年ロンドン五輪で、中國代表チームは昔からのライバルであるスペインを抑え、貴重な銀メダル2個を手中に収めた。中國チームをさらに高みに進(jìn)ませる自信は?
藤木:もちろん自信はある。オリンピックに出るからには當(dāng)然、金メダルを目指す。それに中國チームはすでに世界第2位の実力を持つチーム。たとえ今、世界第4位であっても、金を目指していく。我々が毎日練習(xí)に勵む目標(biāo)は、金メダル以外にない。
記者:來年、ロシアで世界水泳選手権が開催される。この大會についてどのように考えているか?
藤木:來年の世界水泳選手権は、困難を伴う大會となるだろう。開催地のロシア?カザンは、ロシアチームの本拠地だ。だが、我々中國チームは、ロシアチームに緊張感をもたらし、中國チームを決して侮るべきではないと感じさせたい。これが中國チームの戦略の第一歩となる。
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