英國のロイター社の24日付報道によると、中國人観光客が海外で発揮する巨大な購買力が、中國銀聯(lián)の子會社?銀聯(lián)國際の海外市場開拓に自信を與えている。たとえば韓國市場で、銀聯(lián)はマスターカードやビザなどの國際的なカード大手を撃破し、韓國で最もよく使用される海外銀行カードのブランドになっている。環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

報道によると、2013年の外國人観光客の韓國での消費額のうち、銀聯(lián)カードが占める割合が4割に迫って首位に立った。2位はビザ。今年の銀聯(lián)國際の韓國市場シェアはさらに上昇する見込みで、これ以外の海外銀行カードの合計を上回ることも予想される。

ロイター社によると、現(xiàn)在では中國人観光客の海外消費では銀行カードを利用することがほとんどで、過去數(shù)年間のような現(xiàn)金払いが多いという狀況はみられなくなった。海外のカード利用環(huán)境が便利なものなら、中國人観光客は気持ちよく銀聯(lián)カードを使用する。一連のおおまかな統(tǒng)計によると、中國人観光客の韓國での消費のうち9割は銀聯(lián)カードによるものだという。

中國は數(shù)年連続で世界最大の海外旅行消費國となっており、昨年の出境観光（アウトバウンド國際観光）での消費額は1287億ドル（1ドルは約120.2円）に達した。世界最大のショッピング稅還付サービスシステムのグローバルブルーが7月に発表したデータによると、中國人の一人あたり平均海外ショッピング消費額は6727元で世界一だという。

中國人観光客の海外消費の規(guī)模が巨大なことから、銀聯(lián)國際はここ數(shù)年、海外の企業(yè)と交渉する際により自信をもって望むようになっており、獲得した優(yōu)遇のレベルも他の銀行カード組織を引き離している。銀聯(lián)カードは海外での利用で両替手數(shù)料を取らず、各地の企業(yè)から優(yōu)遇サービスを受けるなどの利點があることから、ますます多くの海外在住者がカード取得を申請するようになっている。たとえば韓國での発行枚數(shù)は累計1千萬枚を超え、香港?澳門（マカオ）地域では2千萬枚に迫るという。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月25日