朝食宅配、トイレットペーパー宅配、下水管掃除、人探し―――。緊急通報電話110番には、ひっきりなしに電話がかかってくる。電話口の向こうでは、いつも優(yōu)しい溫和な聲が対応してくれる。110番―ある人はそこから問題の解決法を得て、ある人は自分の話を聞いてもらって満足し、さらにある人は、自分のストレスのはけ口として利用する。重慶晨報が伝えた。

重慶市では毎日、數(shù)萬人の人々が110番を利用する。この數(shù)は、どの都市のホットラインをも上回っている。重慶110番指揮センターの交換手は8日、「毎日おびただしい數(shù)の電話が入るが、ホットラインを利用するのに相応しい電話の割合は、全體の5割か6割で、殘る4割以上は、取るに足らない內(nèi)容または単なるお騒がせに過ぎない」と話した。

今週土曜日は、29回目の「全國110番の日」だ。ここ數(shù)年に110番が受けた、思わず笑い出してしまう通報、何ともコメントのしようがない通報、感動で心が震える通報など、トンデモ通報の數(shù)々を、読者諸兄にご紹介しよう。

【でっち上げ】

●若い女性：110番ですか？男に亂暴されました！

110番：しばらくお待ちください。電話を切らないでください。ただちに警察に連絡(luò)し、そちらに向かってもらいます。

人民警察が現(xiàn)場に駆けつけたところ、通報した女性は、ネットカフェで楽しそうにネットに接続して遊んでいた。この女性は、ネット上で「大冒険」というゲームをして、賭けに負けたため、勝った人の求めで罰ゲームをすることになった。そこで110番通報、となった訳だ。

人民警察からの警告：

「中華人民共和國治安管理処罰法」の規(guī)定によると、悪意を持って、110番や警察に偽りの通報を行い、重大なダメージあるいは深刻な損失や影響を及ぼした場合は、公共の秩序を攪亂する行為として処罰の対象となる。